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アリスの本質・独自性・本来の価値

2019.12.17

(株)アリスでは、開発試作という仕事の中で「関わり方の質」が成果に大きく影響すると考えています。

その理解の一つとして、心理学的な学びの中で出てくる「コンサルタント」と「カウンセラー」の違いがあります。

コンサルタントは、ゴールを設定し、そのゴールに向かうための道筋や方法を提示する役割を持ちます。
一方でカウンセラーは、相手が自らゴールを見つけ、その道筋を自分で考えられるように整理し、見守るような関わり方をします。

これは単純に優劣の問題ではなく、関わる対象の状態や成熟度によって適切な距離感が変わるものだと考えています。

まだ経験が浅く、判断の基準が安定していない段階では、一定の方向性を示す関わり方が必要になる場面があります。
一方で、経験や理解が積み重なり、自ら判断できる状態に近づくほど、過度な指示はむしろ思考の幅を狭めることにもつながります。

そのため実際の現場では、コンサルティングとカウンセリングのどちらか一方ではなく、状況に応じてバランスを変えていくことが重要になります。相手の状態、課題の性質、目的の明確さによって関わり方は変化します。

コーチングやティーチング、マネジメントといった概念も含め、いずれも本質的には「相手の判断や行動をどう支えるか」という点に集約されると考えています。

(株)アリスでは、このような関係性のあり方を、開発試作のものづくりにも重ねています。単に要求を形にするだけではなく、相手の意図や背景を理解しながら、最適な距離で形にしていくことが重要だと捉えています。

私はこう思います。関わり方の質とは、正しい方法を選ぶことではなく、相手の状態に応じて距離と役割を自然に変えられることによって決まるものだと考えています。

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