過去の経験は、答えではなく判断材料。
2020.11.14
ものづくりでは、過去の経験が大きな力になります。
以前に加工した材料。
過去に発生した問題。
うまくいった加工条件。
失敗から見つけた改善点。
こうした蓄積があるからこそ、次の仕事をより早く、より確実に進められるようになります。
しかし(株)アリスでは、過去の経験をそのまま正解として使うことには注意が必要だと考えています。
一見すると同じような仕事でも、条件が完全に同じとは限りません。
材料の種類や製造ロットが違う。
要求される精度が変わっている。
使用する機械や工具の状態が異なる。
お客様が重視する品質や納期も、案件ごとに変わります。
以前うまくいった方法だからといって、今回もそのまま成立するとは限りません。
大切なのは、過去の結果だけを見るのではなく、なぜその結果になったのかを理解することです。
どの条件が品質に影響したのか。
どの判断が良い結果につながったのか。
反対に、どこに問題があり、何を変えたことで改善できたのか。
そこまで整理できて初めて、経験を次の仕事に応用できます。
過去を振り返る目的は、過去と同じことを繰り返すためではありません。
現在の条件に合った判断をするためです。
経験が増えるほど、選択肢は広がります。
しかし、経験があるからこそ、決めつけずに目の前の状況を確認する姿勢も必要になります。
(株)アリスは、過去の実績を大切にしながらも、それだけに頼らないものづくりを心掛けています。
過去から学び、今の条件で考え直す。
その積み重ねが、変化するご要望に対応し、安定した品質をご提供する力になると考えています。
新着記事
人気記事
カテゴリー
アーカイブ