発注先ではなく、相談相手でありたい。
ものづくりの取引は、図面を受け取り、部品を加工して納品すれば成立します。
しかし、開発試作の仕事では、それだけでは十分でないことがあります。
まだ形状が決まっていない。
使う材料に迷っている。
設計どおりに加工できるか分からない。
試作品を評価した後、次の方法を考える必要がある。
こうした状況では、単に加工を請け負う会社ではなく、目的や課題を共有できる相談相手が必要になります。
(株)アリスでは、お客様から図面をいただいたときも、部品だけを見るのではなく、その先にある目的を理解することを大切にしています。
何を確認するための試作品なのか。
どの部分が重要なのか。
試作後には、どのような評価や展開を予定しているのか。
その背景が分かることで、加工方法や材料、製作数量について、より適した方法を考えられるようになります。
良い関係は、どちらか一方の努力だけではつくれません。
(株)アリスがお客様の考えや課題を理解しようとすること。
同時に、お客様にも、私たちがどのような考えで製作方法を判断しているのかを知っていただくこと。
この相互理解があることで、必要な情報を率直に共有しやすくなります。
試作では、途中で条件が変わったり、想定外の結果が出たりすることがあります。
そのときも、互いの目的が共有できていれば、問題を責め合うのではなく、次の方法を一緒に考えることができます。
それは、単なる発注者と加工会社という関係を超えた、ものづくりの協力関係です。
(株)アリスは、すべての案件で何でもできる会社を目指しているわけではありません。
自分たちの技術や経験が役立つ案件に誠実に向き合い、必要に応じて適した工法や協力会社も選びながら、お客様にとって良い結果を考える会社でありたいと思っています。
一度の取引で終わるのではなく、困ったときに思い出していただける相談相手になること。
その積み重ねによって、長く信頼していただける関係を築いていきたいと考えています。