工程をこなすのではなく、結果から逆算する。
同じ設備を使い、同じような加工条件で製作しても、仕上がりに差が生まれることがあります。
その違いは、機械の操作だけで決まるものではありません。
(株)アリスでは、加工を始める前に、どのような結果が必要なのかを理解することが大切だと考えています。
図面に記載された寸法を満たすこと。
必要な外観や透明感を実現すること。
部品同士を問題なく組み付けられること。
試作品として、正しい評価に使える状態に仕上げること。
求める結果が違えば、適した工程も変わります。
決められた順番をそのまま実行するだけでは、目的に合った品質をつくれない場合があります。
どの部分を先に加工するのか。
どの段階で寸法を確認するのか。
加工による変形を、どのように抑えるのか。
後工程の仕上げや検査まで考え、工程を組み立てる必要があります。
特に開発試作では、過去とまったく同じ条件の仕事は多くありません。
材料や形状、必要な精度、使用目的が案件ごとに異なるため、以前の方法をそのまま当てはめるだけでは対応できないことがあります。
そのため、加工しながら得られた結果を確認し、必要に応じて工程や条件を見直します。
最初に立てた計画を守ることよりも、お客様が必要としている結果へ近づけることが重要だからです。
加工は、決められた作業を終わらせることではありません。
求める品質から逆算し、そのために必要な判断を積み重ねる仕事です。
(株)アリスでは、目の前の工程だけを見るのではなく、その先の検査、組み付け、評価、使用まで考えながら加工方法を選んでいます。
結果から逆算して工程をつくる。
その視点が、同じ設備を使っていても生まれる品質の差につながると考えています。