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判断基準をシンプルにする

2020.02.10

(株)アリスが仕事を進める中で意識していることの一つに、「判断基準をできるだけシンプルにする」という考え方があります。

ものづくりの現場では、毎日のように選択や判断が発生します。

新しい設備を導入するべきか。
新しい取引先と協力するべきか。
工程を変更するべきか。
人や時間をどこに投入するべきか。

一つひとつは小さな判断に見えても、その積み重ねが会社の方向性を決めていきます。

以前の私は、さまざまな要素を同時に考えすぎていたように思います。過去の経験や感情、人間関係への配慮、これまでの経緯など、多くの要素を抱えながら判断しようとしていました。

もちろん、人との信頼関係は大切です。しかし、判断基準そのものが複雑になりすぎると、本来進むべき方向が見えにくくなることがあります。

近年は技術や市場環境の変化が非常に速くなっています。これまで当たり前だったことが短期間で通用しなくなる場面も珍しくありません。

そのような時代だからこそ、(株)アリスでは「1年後に実現したい姿に近づくために必要かどうか」という視点を大切にしています。

今取り組もうとしていることは、その理想の実現につながるのか。

設備投資は必要なのか。

新しい仕組みづくりは必要なのか。

改善活動は必要なのか。

逆に、その理想の実現に関係しないのであれば、本当に今やるべきことなのかを考えます。

これは効率化の話だけではありません。

限られた時間や人員、設備、資金といった経営資源をどこに集中させるかという考え方でもあります。

ものづくりの現場では、できることを増やすこと以上に、何をやらないかを決めることも重要です。

プロフェッショナルとは、偶然や勢いに頼るのではなく、確実性と再現性を仕組みとして構築する存在だと(株)アリスは考えています。

そのためには、判断基準そのものが明確でなければなりません。

感情だけで判断すれば、その時々で結論が変わります。人によっても変わります。しかし、目指す姿を基準に判断すれば、誰が見ても方向性を共有しやすくなります。

研究開発の現場でも、生産現場でも、最終的に求められるのは再現性です。

会社経営も同じだと思います。

未来に実現したい姿を明確にし、その実現に必要な要素を一つずつ揃えていく。そして不要なものは手放していく。

派手さはありませんが、その積み重ねが強い組織や安定したものづくりにつながるのではないでしょうか。

(株)アリスはこれからも、目先の判断に振り回されるのではなく、実現したい未来から逆算しながら、一つひとつの選択を積み重ねていきます。

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