なぜ考える技術者を育てるのか。
(株)アリスでは、「考える技術者」を育てることを大切にしています。
それは、考えること自体が目的ではありません。
私たちが携わる仕事は、研究開発用の試作品から実験用部品、生産設備部品、小ロット製品まで、一つひとつ条件が異なるものづくりだからです。
同じ図面を毎日加工する仕事ではありません。
材料が変わることもあれば、形状が変わることもあります。
求められる精度や機能も、お客様ごとに異なります。
だから、「前回と同じやり方」で対応できるとは限りません。
加工方法はこれで良いのか。
別の材料の方が目的に合うのではないか。
工程を変えた方が品質や納期を改善できるのではないか。
こうしたことを考えながら、一つひとつ最適な方法を見つけていくことが、私たちの仕事です。
もちろん、入社したばかりの人に、最初からそれを求めることはありません。
まずは基本を身につけることから始まります。
先輩と一緒に仕事を進めながら、「なぜこの加工方法なのか」「なぜこの順番なのか」を一つずつ理解していきます。
答えを教わるだけでは、本当の技術は身につきません。
考え、試し、失敗し、改善する。
その経験を積み重ねることで、自分の判断に自信が持てるようになります。
私たちが育てたいのは、図面どおりに加工できる人ではありません。
図面の向こう側にある設計者の意図や、お客様が本当に実現したいことまで考えられる技術者です。
そうした技術者が増えることで、新しい製品が生まれ、研究開発が前に進み、生産現場の課題も解決できます。
考える技術者とは、自分のためだけに成長する人ではありません。
お客様の課題を解決し、ものづくりを支え、社会に新しい価値を生み出せる人です。
だから(株)アリスは、これからも「考える技術者」を育てることを大切にしていきます。