技術者に必要なのは、技術力だけではない。
優れた技術者とは、どのような人でしょうか。
専門知識が豊富な人。
難しい加工ができる人。
新しい設備やソフトウェアを使いこなせる人。
どれも、ものづくりの現場では大切な能力です。
しかし、(株)アリスでは、それだけで技術者として十分だとは考えていません。
ものづくりの仕事は、一人だけで完結するものばかりではないからです。
お客様の設計意図を確認し、材料や加工方法を検討し、必要に応じて協力会社と連携する。
その過程では、専門知識だけでなく、人と向き合う能力が求められます。
例えば、自分の考えた加工方法が最適だと思っていても、別の技術者から違う方法を提案されることがあります。
そのとき、経験が長いからという理由で相手の意見を退けてしまえば、新しい方法を知る機会を失うかもしれません。
一方で、相手の意見を何でも受け入れれば良いというものでもありません。
自分の考えを持ちながら、相手の説明を聞き、その理由を理解しようとする。
そして、必要であれば実際に比較し、試してみる。
こうした姿勢が、新しい知識を身につけることにつながります。
技術者としての成長には、失敗や間違いに向き合うことも欠かせません。
思ったような結果が得られなかったとき、原因を自分の外にだけ求めても、次の改善にはつながりません。
どこに問題があったのか。
何を確認できていなかったのか。
次に同じ仕事をするとき、何を変えるべきなのか。
そうしたことを考えられる人は、経験を次の仕事に活かしていくことができます。
また、知識が豊富でも、相手に分かるように説明できなければ、仕事が進まない場合があります。
自分にとって当たり前のことが、相手にとっても当たり前とは限りません。
だからこそ、相手の知識や立場を考えながら伝えることも必要です。
技術力と人間力は、別々のものではなく、互いに支え合うものだと考えています。
(株)アリスは、技術を学び続けることと同じように、人として成長し続けることも大切にしています。