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アルミ治具で精度と使いやすさを両立するための設計判断

2026.05.06

生産現場や開発現場で使用する治具では、アルミが材料として選ばれることがあります。

軽量でありながら一定の剛性があり、切削加工によって複雑な形状を作りやすいことが理由です。

しかし、治具は単に図面通りの形状を作れば完成するものではありません。

実際に人が使用する場合には、重量、持ちやすさ、ワークの着脱性、位置決め方法なども重要になります。

例えば、剛性を高めるためにすべてを厚肉にすると、治具全体が重くなります。

一日に何度も治具を持ち上げたり交換したりする作業では、その重量が作業負担になります。

一方で軽量化を優先して肉抜きを増やしすぎると、必要な剛性が不足し、位置決め精度が安定しなくなる場合があります。

そこで、精度に関係する部分と軽量化できる部分を分けて考える必要があります。

ワークを受ける面、基準面、位置決めピン周辺などは必要な剛性を確保する。

荷重を受けない部分は肉抜きする。

必要に応じて樹脂部品を組み合わせ、ワークへの傷を防ぐ。

こうした設計によって、治具としての精度と使いやすさを両立できる場合があります。

アルミ治具では加工精度だけでなく、表面処理や使用環境も検討項目です。

繰り返し使用する場所では、摩耗や傷への対策が必要になることもあります。

(株)アリスでは、治具を単なる機械加工部品としてではなく、実際の作業で使用する道具として考えています。

必要な精度を維持しながら、作業する人が無理なく使えること。

その両方を考えることが、生産現場で長く使える治具を製作するために重要です。

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