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生産設備の改善は、小さな部品から始まることがある

2016.02.13

生産現場の改善というと、大きな設備を入れ替えたり、新しい機械を導入したりすることを想像するかもしれません。

けれど、実際には小さな部品一つから改善が始まることがあります。

製品が引っかかる。

部品が少しずれる。

作業するときに手が入りにくい。

交換作業に時間がかかる。

毎回位置合わせが必要になる。

こうした小さな不便が、毎日繰り返されていることがあります。

一回の作業では数秒の違いでも、一日に何十回、何百回と繰り返せば大きな差になります。

そこで、ガイドを一つ追加する。

スペーサーの厚みを変える。

樹脂プレートの形を変える。

治具に位置決めを追加する。

持ち手をつける。

そんな小さな変更で、作業がしやすくなることがあります。

生産設備の改善では、現場で使っている人の話がとても重要です。

どこが使いにくいのか。

何が面倒なのか。

どこで時間がかかっているのか。

どんなときにミスが起きやすいのか。

図面だけを見ていても、こうしたことは分からない場合があります。

実際に使っている人だから気づいていることがあります。

「ここがもう少し広ければいい」

「毎回この位置合わせが大変」

「この部品がすぐ摩耗する」

「取り外すときにつかみにくい」

そんな一言から、改善部品の製作が始まることがあります。

プラスチック加工では、樹脂の特徴を活かして改善できる場合もあります。

金属部品を樹脂に変えて軽くする。

製品に当たる部分を樹脂にして傷をつきにくくする。

滑りやすい材料を使って搬送を改善する。

絶縁性が必要なところへ樹脂部品を使う。

ただし、すべてを樹脂にすれば良いというわけではありません。

荷重。

摩耗。

温度。

薬品。

使用頻度。

条件を確認した上で材料を選びます。

改善部品は、完成品として市場へ出るものではないかもしれません。

それでも、その一つによって作業が早くなる。

ミスが減る。

設備が安定する。

作業する人の負担が少なくなる。

結果として、生産全体を支えることがあります。

(株)アリスでは、大きな仕事だけをものづくりとは考えていません。

小さな部品一つでも、現場の困りごとを解決できるなら、その仕事には意味があります。

毎日の少しの不便を見つける。

どうすれば良くなるか考える。

そして、形にする。

生産現場の改善は、そんな小さなものづくりから始まることがあります。

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