優しさを支えるのは、冷静な判断力
2021.04.12
感情的な部下への対応、理不尽なクレーム、突然のトラブル。
リーダーの立場にいると、日々さまざまな課題が持ち込まれます。
「自分が我慢すればうまく収まる」
「自分が引き受ければ現場は回る」
そう考えて頑張り続けている方も少なくありません。
しかし、リーダー自身が疲弊してしまえば、組織全体にも影響が及びます。
大切なのは、さらに我慢することではなく、冷静に状況を整理し、何を引き受け、何を手放すべきかを判断できる基準を持つことです。
すべての問題を自分一人で抱え込む必要はありません。
時には相手自身が向き合うべき課題を本人に返すことも必要です。
また、すぐに手を差し伸べることだけが優しさではありません。相手の成長や組織全体を考えたときには、あえて見守ることが最善の判断になる場合もあります。
リーダーに求められるのは感情に振り回されないことではなく、感情を理解した上で冷静な判断を下せることです。
しっかりと根を張った大木のように、どっしりと立つこと。
その安定感が組織の安心感となり、結果として現場の力を引き出していきます。
優しさと強さは対立するものではありません。
冷静な判断力によって支えられた優しさこそが、組織を健全に成長させる力になるのだと思います。