考えるために、まず一度試してみる。
2020.12.22
ものづくりでは、加工を始める前に条件を整理し、起こり得る問題を考えることが大切です。
図面を確認する。
材料の特徴を調べる。
加工方法や固定方法を検討する。
事前に考えることで、失敗や手戻りを減らすことができます。
しかし、すべての条件が分かるまで考え続けていると、なかなか次の行動へ進めないことがあります。
(株)アリスでは、十分に検討することと同じように、まず小さく試してみることも大切にしています。
図面や3Dデータでは成立している形状でも、実際に加工すると想定とは異なる反応が出ることがあります。
材料がわずかに変形する。
工具の入り方によって仕上がりが変わる。
固定方法によって寸法に差が生まれる。
こうした現象は、頭の中だけで完全に予測することはできません。
だからこそ、一度材料に触れる。
一つの条件で加工してみる。
結果を測定し、状態を確認する。
小さく動くことで、それまで分からなかった情報が具体的に見えてきます。
試すことは、考えずに始めることではありません。
考えるために必要な情報を、現場から得ることです。
最初の結果が思いどおりにならなかったとしても、原因を整理し、次の条件へ反映できれば、その経験には意味があります。
(株)アリスでは、最初から完璧な答えを出そうとするのではなく、検討と実践を繰り返しながら答えに近づくことを大切にしています。
一度試すことで見えることがある。
その気づきを次の判断へつなげることが、より確かなものづくりを支えると考えています。
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