真似ではなく、進化だった
2013.08.30
外国から入ってきた文化や技術を、そのまま使うだけなら「真似」です。
でも日本は、そこで終わらなかった。
農耕も、織物も、金属加工も、建築も、文字も、宗教も。
いったん受け入れてから、日本の気候や土地、材料、暮らし方に合わせて変えていった。
私は、これを真似ではなく進化だと思っています。
たとえば、同じ技術でも土地が変われば、そのままでは使えません。
雨の多さが違う。
土が違う。
木の種類が違う。
水の流れも違う。
だから工夫する。
合わないところを直す。
使いやすいように変える。
地元のやり方と混ぜる。
それを何世代も続ける。
最初は外から来たものでも、時間がたつと、もう日本独自のものになっていく。
人も同じです。
外から来た人が、その土地で暮らす。
地域の人と一緒に働く。
地元の祭りに参加する。
子どもが生まれる。
そうして、文化も人も少しずつ混ざっていく。
大事なのは、元の形を守り続けることではありません。
その土地で生き残れる形に変わること。
私は、それが進化だと思っています。
強くなることでも、優秀になることでもない。
環境に合わせて変わりながら、次の世代へ残っていくこと。
日本は、外から来たものを受け入れながら、自分たちも変わってきた。
だから今の日本文化は、一つの時代だけでできたものではありません。
取り入れて、混ざって、変わって、残った。
その繰り返しが、日本らしさを作ってきたのだと思います。
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