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日本らしさは、混ざってできた

2013.08.31

「日本らしさ」と聞くと、昔からずっと同じ形で続いてきたものを想像しがちです。

でも私は、そうではないと思っています。

日本らしさは、最初から完成していたものではありません。

縄文の自然観。
弥生の農耕。
渡来した人たちの技術。
地域ごとの祭りや風習。
外から入ってきた宗教や文字。

そういうものが、何百年、何千年とかけて混ざってできたものです。

人も同じです。

ある土地に残る人がいる。
別の土地へ移る人がいる。
外から来て住み着く人がいる。
そこで結婚し、子どもが生まれる。

次の世代には、もう「外から来た人」と「元からいた人」を簡単には分けられません。

文化も同じです。

外から来た技術を使う。
でも、その土地のやり方も残す。

新しい祭りを受け入れる。
でも、昔からの神さまも大切にする。

そうして混ざったものが、また次の世代に受け継がれていく。

だから日本文化を見ると、いろいろな時代の痕跡が同時に残っています。

山を祀る。
祖先を祀る。
仏さまにも手を合わせる。
正月も祝う。
祭りではみんなで騒ぐ。

一見するとバラバラです。

でも私は、そのバラバラさこそ日本らしさだと思っています。

違うものを消さずに、一緒に残す。

そして時間をかけて、自分たちの暮らしに合う形に変えていく。

日本らしさは、純粋な一つの文化ではありません。

混ざって、変わって、それでも残ったもの。

その積み重ねが、今の日本なのだと思います。

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