一個だけの部品にも、ものづくりがあります。
機械加工や部品加工というと、同じ製品を何百個、何千個とつくる量産を思い浮かべる方もいるかもしれません。
でも、ものづくりの現場では「一個だけ必要」という仕事もあります。
研究開発のための試作品。
実験装置に取り付ける専用部品。
生産設備で使われている部品の交換品。
今ある製品を改良するために、まず一度つくって確認したい部品。
一品製作や小ロット加工が必要になる理由はさまざまです。
数量が一個だから、簡単な仕事とは限りません。
むしろ一品ものでは、その製品のためだけに加工方法を考え、工具や材料を準備し、機械加工の段取りを組むことがあります。
図面を確認し、どこから加工するのか考える。
必要な精度を確認する。
材料の固定方法を考える。
樹脂加工なのか、金属加工なのかによって加工条件も変える。
一個の部品をつくるためにも、完成までにはいくつもの工程があります。
試作加工の場合は、つくった部品を実際に使ってみた結果、形状や寸法が変更になることもあります。
一度つくって確認する。
変更して、もう一度つくる。
そこから製品や設備が完成に近づいていく。
その過程に関わることも、機械加工会社の役割だと私たちは考えています。
私たちは、数量の多さだけで仕事の大切さを判断していません。
一個だけ必要な部品にも、その一個が必要な理由があります。
研究開発を前へ進める一個かもしれません。
止まっている設備を動かすための一個かもしれません。
お客様にとって必要な部品であれば、数量に関係なく、どうすれば形にできるかを考える。
一品加工も、小ロット加工も、繰り返し製作する部品も。
それぞれの目的に合わせてものづくりに向き合うことを、私たちは大切にしています。