ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第42回】ChatGPTで検索順位とアクセス数を分析する方法|Google Search Console・Google Analyticsの使い方とSEO改善
こんにちは、ソラ先生です。
前回は、ChatGPTを使ってFacebookやInstagram、XなどのSNS投稿の結果を分析する方法を学びました。
今回は、ホームページやブログへ目を向けてみましょう。
「記事を投稿したのに、Google検索で見つからない」
「どんな検索キーワードで訪問されているの?」
「ホームページを何人くらいが見ているの?」
「検索順位を上げるには何を改善すればいいの?」
そんな疑問を解決するための授業です。
ホームページの分析では、Googleが提供する2つのツールが役立ちます。
一つは「Google Search Console」。
もう一つは「Google Analytics」です。
似ているようですが、調べられる内容が異なります。
今回は、それぞれの違いから基本操作、ChatGPTを使った分析、記事が検索で見つからない場合の対処方法まで学びましょう。
1.Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの違い
まず、2つのツールの役割を理解しましょう。
Google Search Console(サーチコンソール)
Google検索で自分のサイトがどのように表示されているかを確認するツールです。
例えば、検索結果への表示回数、クリック数、検索クエリ、平均掲載順位などを確認できます。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)
ホームページへ訪問した人が、どこから来たのか、どのページを見たのかなどを分析するツールです。
現在広く利用されている仕組みはGoogle Analytics 4(GA4)です。
分かりやすく整理すると、次のようになります。
| ツール | 主に調べること |
|---|---|
| Search Console | Google検索での表示・クリック・検索語句 |
| Google Analytics | サイトへの流入・閲覧・利用状況 |
検索結果に表示されるまでの状況を知りたいならSearch Console。
サイトへ訪問した後の利用状況を知りたいならGoogle Analytics。
このように、目的によって使い分けます。
2.まず知っておきたい4つの検索指標
Search Consoleでは、検索結果に関するさまざまな数字を確認できます。
初心者の方は、まず次の4つを覚えましょう。
① 表示回数
Google検索結果に、自分のサイトへのリンクが表示された回数です。
ただし、表示回数の計測条件は、検索結果の種類によって異なります。
② クリック数
Google検索結果から、自分のサイトへのリンクがクリックされた回数です。
③ CTR(クリック率)
表示された回数に対して、クリックされた割合です。
計算式は次のとおりです。
CTR=クリック数÷表示回数×100
例えば、表示回数が1,000回、クリック数が50回なら、
50÷1,000×100=5%
となります。
④ 平均掲載順位
Google検索結果で、自分のサイトが表示された順位の平均です。
ただし、検索語句や検索する人の条件によって掲載順位は変わります。
平均掲載順位は、すべての検索で同じ順位に表示されたことを意味しません。
3.Search Consoleを開いてみよう
Search Consoleの公式サイトはこちらです。
基本操作
① Search Consoleへアクセスします。
② Googleアカウントでログインします。
③ 管理しているホームページを選択します。
④ 左側のメニューから「検索パフォーマンス」や「検索結果」などの項目を開きます。
⑤ 表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を確認します。
初めて利用する場合は、サイトを登録し、所有者確認などの設定が必要です。
自分が管理していないサイトの検索データを自由に見ることはできません。
また、データの反映には時間がかかることがあります。
公開した直後の記事について、すぐにすべての検索情報が表示されるとは限りません。
4.実践!検索結果の数字を分析してみよう
今回は、あるブログ記事について、次のような結果が出たとします。
| 期間 | 表示回数 | クリック数 |
|---|---|---|
| 1週目 | 500 | 20 |
| 2週目 | 800 | 32 |
| 3週目 | 1,200 | 60 |
| 4週目 | 1,500 | 75 |
これは練習用の架空データです。
まず、表示回数の変化を見てみましょう。
1週目は500回、4週目は1,500回です。
表示回数は増えています。
クリック数も20回から75回へ増加しています。
では、クリック率はどうでしょうか。
1週目は、
20÷500×100=4%
4週目は、
75÷1,500×100=5%
です。
今回のデータでは、表示回数とクリック数が増え、クリック率も4%から5%へ上昇しています。
しかし、この数字だけでは、なぜ増えたのか分かりません。
検索順位が変わったのかもしれません。
検索される回数そのものが増えたのかもしれません。
別の検索語句でも表示されるようになった可能性もあります。
ChatGPTには、
「この4週間のSearch Consoleの結果を比較し、確認できる事実と、考えられる原因の仮説を分けて説明してください」
と質問してみましょう。
5.検索クエリから読者の疑問を知る
Search Consoleでは、自分のサイトが表示された検索語句を確認できます。
この検索語句を「検索クエリ」と呼びます。
例えば、ChatGPTの初心者向け記事について、次のような検索クエリがあったとします。
「ChatGPT 始め方」
「ChatGPT 無料 登録」
「ChatGPT 使い方 初心者」
「ChatGPT 有料版 違い」
これらは検索語句の例であり、実際の検索データではありません。
ここから分かるのは、検索する人によって知りたい内容が異なるということです。
登録方法を知りたい人もいれば、無料版と有料版を比較したい人もいます。
そこで、ChatGPTに次のように依頼します。
「これらの検索クエリを、登録方法・基本操作・料金比較など、検索する人の目的ごとに分類してください」
こうして、読者が何を知りたくて検索しているのか考えることができます。
ただし、検索語句から利用者の本当の目的を完全に判断できるわけではありません。
また、Search Consoleにはすべての検索クエリが表示されるとは限りません。
6.記事を公開したのにGoogle検索で見つからない理由
ここからは、特に重要な内容です。
ブログ記事を公開したのに、Googleでタイトルを検索しても見つからない場合があります。
考えられる原因には、いくつかあります。
① Googleがまだ記事を発見していない
新しいページが公開されても、Googleがすぐに見つけるとは限りません。
② Googleがページを確認していない
Googleがページを発見していても、まだ内容を取得していない場合があります。
③ インデックスに登録されていない
Googleがページを確認していても、検索用のデータベースに登録されない場合があります。
④ 検索結果に表示される条件が整っていない
インデックスに登録されていても、特定の検索語句で上位に表示されるとは限りません。
⑤ 検索語句と記事の内容が十分に一致していない
タイトルの一部で検索しても、そのページが検索結果に表示されない場合があります。
ここで覚えておきたいのが、「クロール」と「インデックス」の違いです。
7.クロールとインデックスとは?
クロール
Googleの検索システムがウェブページを発見し、その内容を取得する処理です。
インデックス
取得したページの情報をGoogleの検索システムへ登録する処理です。
つまり、ページを公開しただけでは、必ず検索結果へ表示されるわけではありません。
Googleがページを発見し、内容を取得し、インデックスに登録する必要があります。
ただし、インデックスに登録されても、特定の検索キーワードで表示されるとは限りません。
公開・クロール・インデックス・検索結果への表示は、それぞれ異なる段階です。
この違いを理解しておくことが大切です。
8.URL検査で記事の登録状況を調べる
Search Consoleには「URL検査」という機能があります。
これは、特定のページについて、Googleがどのような状態で認識しているのかを確認するための機能です。
操作手順
① Search Consoleを開きます。
② 画面上部のURL検査欄に、調べたい記事のURLを入力します。
③ 検査結果を確認します。
例えば、
「URLはGoogleに登録されています」
と表示されれば、そのページがGoogleのインデックスに登録されていることが分かります。
一方、
「URLがGoogleに登録されていません」
と表示された場合は、詳細な理由を確認します。
例えば、Googleがまだページを発見していない場合や、別のURLが正規ページとして選ばれている場合などがあります。
ここでは、表示された理由を確認することが重要です。
登録されていないという結果だけで、原因を決めつけないようにしましょう。
9.インデックス登録をリクエストする方法
ページが登録されていない場合、Search Consoleから登録をリクエストできることがあります。
基本的な手順は次のとおりです。
① Search Consoleで対象URLを検査します。
② 必要に応じて「公開URLをテスト」を実行します。
③ ページがインデックス可能な状態であることを確認します。
④ 「インデックス登録をリクエスト」を選択します。
⑤ 処理結果を確認します。
ただし、リクエストしたからといって、必ず登録されるわけではありません。
また、同じURLについて何度も繰り返しリクエストしても、登録が早くなるとは限りません。
Googleの公式案内では、クロールに数日から数週間かかる場合があると説明されています。
新しいページを大量に公開した場合は、サイトマップを利用する方法もあります。
10.サイトマップとは何でしょうか?
サイトマップとは、ウェブサイト内にあるページのURLなどを、検索エンジンへ伝えるためのファイルです。
一般的にはXMLサイトマップが利用されます。
WordPressなどのシステムでは、サイトマップが自動生成される場合があります。
Search Consoleでは、サイトマップのURLを登録できます。
これによって、Googleがサイト内のページを発見しやすくなる場合があります。
ただし、サイトマップに掲載したページが必ずインデックス登録されるわけではありません。
また、サイトマップを送信しただけで検索順位が上がるというものでもありません。
サイトマップは、検索エンジンにページの存在を伝えるための仕組みです。
11.検索順位が低いときは何を確認する?
Google検索に表示されているものの、掲載順位が低い場合があります。
そんなとき、すぐに記事を書き直す前に、次のことを確認しましょう。
① どの検索クエリで表示されているか
記事の内容と検索する人の目的が合っているか確認します。
② タイトルは内容を正しく表しているか
検索結果で、記事のテーマが分かるか確認します。
③ 読者の疑問に答えているか
必要な情報が不足していないか見直します。
④ 情報は正確で新しいか
制度、料金、操作方法など、変更されやすい情報を確認します。
⑤ 関連する記事から案内されているか
サイト内の関連ページから移動できるか考えます。
ChatGPTには、
「このページの検索順位を改善したいです。検索クエリ、記事本文、タイトル、見出しを基に、改善候補を整理してください。実際に確認できない原因は仮説として扱ってください」
と依頼できます。
ただし、検索順位にはさまざまな要因が関係するため、AIが提案した対策の効果は保証されません。
12.Google Analyticsでサイトの訪問状況を確認する
次はGoogle Analyticsです。
公式サイトはこちらです。
Google Analytics 4では、ホームページへの流入や利用状況などを確認できます。
例えば、次のような情報です。
ユーザー数
サイトを利用した人の数を表す指標です。
セッション数
サイト内で発生した利用のまとまりを表します。
ページビュー
ページが表示された回数です。
エンゲージメント
一定時間以上の閲覧や、複数ページの閲覧、重要な操作など、利用状況に関する指標です。
ただし、それぞれの指標にはGoogleが定めた計測条件があります。
また、ユーザー数とセッション数は同じではありません。
同じ人が複数回訪問すれば、セッションが複数発生する場合があります。
13.Google Analyticsの流入元を調べる方法
Google Analyticsでは、サイトの訪問者がどこから来たのかを調べられます。
例えば、次のような流入元があります。
Organic Search
検索エンジンの通常の検索結果からの流入です。
Organic Social
SNSの通常の投稿などからの流入です。
Direct
流入元を特定できないアクセスや、直接アクセスなどが含まれます。
Referral
ほかのウェブサイトのリンクからの流入です。
GA4では、左側の「レポート」から「集客」「トラフィック獲得」へ進むことで、流入元を確認できます。
ただし、レポートの設定によっては、表示される項目が異なる場合があります。
また、Directに分類されているからといって、必ず利用者がURLを直接入力したとは限りません。
流入元を特定できないアクセスも含まれるためです。
14.検索クリック数とサイトの訪問数が違う理由
Search Consoleでは、Google検索からのクリック数を確認できます。
一方、Google Analyticsでは、サイトで発生したセッションなどを確認します。
この2つの数字が一致しない場合があります。
例えば、
Search Consoleのクリック数:100回
Google Analyticsの検索流入セッション:85回
という結果です。
なぜ違うのでしょうか。
考えられる理由には、次のようなものがあります。
- クリックとセッションで計測方法が異なる
- ページ表示前に利用者が離脱した
- アクセス解析の設定や同意状況によって計測されなかった
- 集計期間やタイムゾーンが異なる
- 同じ利用者の複数回クリックがセッションとして別の扱いになった
ChatGPTには、
「Search Consoleのクリック数とGoogle Analyticsの検索流入セッション数が一致しません。考えられる理由を整理し、確認方法を教えてください」
と質問してみましょう。
ただし、実際の設定やデータを確認しなければ、どれが原因なのかは分かりません。
15.ChatGPTへ分析データを渡す方法
Search ConsoleやGoogle Analyticsの結果を、ChatGPTに分析してもらうこともできます。
例えば、Search Consoleの検索パフォーマンスからCSVやスプレッドシート形式でデータを出力します。
そのデータをChatGPTへアップロードし、次のように依頼します。
「このSearch Consoleのデータを分析してください。表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を比較し、改善候補となるページを整理してください」
さらに、
「表示回数は多いのにクリック率が低いページを抽出してください。タイトルや検索クエリとの関係を調べるために、追加で必要な情報も教えてください」
と質問できます。
ただし、クリック率が低いからといって、必ずタイトルが悪いとは限りません。
検索順位や検索結果の表示形式なども影響します。
分析するときは、複数の条件を確認しましょう。
16.表示回数が増えたらSEOは成功?
例えば、あるブログの表示回数が、1か月で1,000回から3,000回へ増えたとします。
これは、検索結果に表示される機会が増えたという事実です。
しかし、クリック数が増えていない場合もあります。
また、クリック数が増えても、読者が必要な情報を得られているとは限りません。
そこで、次のように考えます。
① 表示回数が増えたか
検索結果に表示される機会を確認します。
② クリック数が増えたか
実際にサイトへ進んだ回数を確認します。
③ 記事が読まれているか
Google Analyticsなどで、サイト内の利用状況を確認します。
④ 読者の目的に役立っているか
問い合わせや関連ページの閲覧など、目的に応じた結果を確認します。
ただし、アクセス数だけですべての価値を判断できるわけではありません。
記事を読んで疑問が解決した人が、問い合わせをせずにページを閉じることもあります。
それでも、記事が役立った可能性はあります。
17.今日のミニレッスン
今回は、Search ConsoleとGoogle Analyticsの違いを理解し、検索結果を分析する練習をしましょう。
ステップ① 検索データを用意する
次の架空データをChatGPTに入力してください。
| 期間 | 表示回数 | クリック数 |
|---|---|---|
| 1週目 | 500 | 20 |
| 2週目 | 800 | 32 |
| 3週目 | 1,200 | 60 |
| 4週目 | 1,500 | 75 |
ステップ② クリック率を計算する
「4週間のクリック率を計算し、表示回数とクリック数の変化を表にしてください」
と依頼します。
ステップ③ 数字を分析する
「このデータから確認できる事実と、まだ判断できないことを整理してください」
と質問します。
ステップ④ 改善案を考える
「検索からのクリック数を増やすために、どのような情報を追加で調べる必要がありますか?検索クエリ、掲載順位、タイトルなどの観点から考えてください」
と依頼します。
ステップ⑤ インデックスの確認方法を学ぶ
「公開したブログ記事がGoogleに登録されているか、Search Consoleで確認する手順を一つずつ教えてください」
と質問します。
実際にSearch Consoleを利用できる方は、自分が管理するサイトのURLで確認してみましょう。
ステップ⑥ 検索とアクセスの違いを整理する
最後に、
「Search Consoleのクリック数とGoogle Analyticsのセッション数は何が違いますか?初心者にも分かるように、具体例で説明してください」
と質問します。
これで、検索からサイトへの訪問までの基本的な分析方法を学べます。
ソラ先生からひとこと
ブログやホームページの記事を公開したとき、検索結果に表示されるかどうかは気になるものです。
せっかく時間をかけて書いた記事なら、多くの人に読んでもらいたいでしょう。
しかし、記事を公開しただけで、必ずGoogleに登録されるわけではありません。
また、検索順位が高いからといって、読者の疑問が必ず解決するわけでもありません。
ChatGPTは、Search ConsoleやGoogle Analyticsの数字を整理し、改善方法を考える手助けができます。
ただし、数字の意味を理解し、必要な情報を確認することが重要です。
検索結果に表示されないなら、まず登録状況を調べる。
表示されているのにクリックされないなら、検索クエリやタイトルを確認する。
訪問されているのに必要な情報が伝わっていないなら、記事の内容や構成を見直す。
このように、実際の状況を確認しながら、一つずつ改善していきましょう。
SEOで大切なのは、単に検索順位を上げることではありません。必要な情報を探している人に、役立つ内容を届けることです。
次回【第43回】は「ChatGPTでSEO改善計画を作る方法|検索クエリ・記事の重複・内部リンク・改善優先順位を整理しよう」です。
今度は、実際の検索データを基に、ホームページ全体の改善計画を考える方法を学びます。