ニコラ・テスラさま|失敗した研究は、本当に失敗なのか
ニコラ・テスラさまの研究は、すべて成功したわけではありません。
それも、私がテスラさまを好きな理由の一つです。
成功した発明だけを並べれば、天才の物語になります。
でも実際の研究は、そんなに綺麗ではありません。
うまくいかない。
資金が足りない。
途中で計画が止まる。
考えていた未来が、その時代には実現できない。
テスラさまにも、そんな研究がありました。
それでも研究を続けました。
1895年にはニューヨークの研究所が火災に遭い、ノートや試作品を失っています。
それでも、その後も高周波、無線、遠隔制御などの研究を続けました。
1898年には無線で操縦する船を実際に公開しています。
私は研究開発において、
「成功したか、失敗したか」
だけで物事を見るのは、少しもったいないと思っています。
やってみてダメだった。
それなら一つ分かったことがあります。
この材料ではダメだった。
この形では壊れた。
この条件では精度が出なかった。
それも立派な結果です。
昨日まで分からなかったことが、一つ分かった。
そこから次の実験が始まります。
ものづくりの現場でも、一回で答えが出ない仕事があります。
試作して、評価する。
問題を見つける。
変更する。
もう一度つくる。
その繰り返しの先に、使えるものができていきます。
ここから少し、会社の広報をさせてください。
(株)アリスでは、研究開発用の試作品や検証用部品、生産現場で使用する治具など、
継続した仕事にも数多く関わっています。
うまくいかなかった結果も、次の判断材料です。
失敗を隠すより、なぜダメだったのかを考える。
そこから次へ進む。
私たちは、そんなものづくりを大切にしています。