ガラス繊維強化PBTの精密加工。剛性と加工性を考える。
PBT(ポリブチレンテレフタレート)は、電気・電子部品や機械部品などに使用されるエンジニアリングプラスチックです。
電気絶縁性や機械的特性、成形性などに特徴があり、さまざまな工業用途で利用されています。
また、PBTにはガラス繊維を配合して強化したグレードもあります。
ガラス繊維を加えることで、剛性や強度、熱による寸法変化などの特性を改善できる場合があります。
ただし、強化材が加わることによって、切削加工時の条件も変わってきます。
ガラス繊維が加工に与える影響
ガラス繊維強化樹脂の加工では、含まれるガラス繊維によって切削工具の摩耗が進みやすくなる場合があります。
工具の切れ味が変化すると、加工面の状態や寸法精度に影響することがあります。
そのため、工具の材質や形状、切削条件を適切に検討することが重要です。
また、樹脂とガラス繊維では性質が異なるため、切削時の表面状態にも注意が必要になります。
加工面の状態は、材料のグレードやガラス繊維の含有率、加工条件などによって変わる場合があります。
ブロック材や丸棒からの切削加工
ガラス繊維強化PBTをブロック材や丸棒から切削加工する場合、製作する形状や材料の供給形態に応じた検討が必要です。
特に、寸法精度が要求される部品では、加工工程だけでなく、材料の特性や測定条件を考えることも大切になります。
また、同じPBTという名称であっても、ガラス繊維の含有率や材料グレードによって特性が異なるため、使用材料を正確に確認する必要があります。
材料の特徴を理解した加工技術
(株)アリスでは、PBTやガラス繊維強化樹脂など、各種エンジニアリングプラスチックの加工に取り組んでいます。
樹脂材料には、それぞれ適した加工方法があります。
材料の特徴を理解し、用途や必要な精度に応じて条件を選ぶこと。
それが、安定した品質を実現するための基本になります。
ガラス繊維強化樹脂の精密加工は、材料の強さだけでなく、加工時に生じる難しさまで考える仕事です。
(株)アリスは、こうした材料特性を踏まえながら、さまざまな工業用部品の製作に対応しています。