神社は、地域の「共有財産」だったのではないか
2014.09.11
現在の神社には管理する組織があり、宮司さんがいます。
でももっと古い形を考えると、その場所は誰か一人のものではなかったでしょう。
村の人が使う。
隣の集落の人も来る。
水を使う。
森を使う。
祭りをする。
祖先を祀る。
つまり地域全体の共有する場所です。
だから皆で守った。
壊れれば直す。
森を切らない。
水を汚さない。
祭りの日には食べ物を持ち寄る。
これは宗教施設というより、共同体の中心です。
そして、その場所が長く続いたからこそ、現在まで神社として残った。
こう考えると、神社を「誰のものか」という問い自体が少し違って見えます。
宮司さんのものではない。
行政のものでもない。
観光地でもない。
その土地で生きてきた人たちが何世代も共有してきた場所。
もちろん現在の制度は別です。
でも原点を考えるなら、そこに戻ると思います。
神社を守るとは、建物を保存することだけではありません。
その場所に集まってきた人々の記憶を守ることでもある。
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