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地名は、なぜ支配者が変わっても残るのか

2014.05.19

王が変わる。

国の名前が変わる。

行政区分が変わる。

それでも地名は残ることがあります。

これがかなり面白いです。

中央では新しい名前を決められます。

国名も変えられる。

役職も変えられる。

でも村の人が毎日使う小さな地名まで全部変えるのは難しい。

「この山」

「この谷」

「この川」

「この塚」

そういう呼び方は生活の中にあります。

だから地名には、非常に古い記憶が残ることがあります。

意味が分からなくなっても音だけ残る。

漢字は後から当てられる。

昔の言葉が別の意味に解釈される。

それでも、音や場所が残る。

この性質は重要です。

もし同じ人物名や同じ祭祀名が、離れた複数の土地に残っているなら、

人が移動したのか。

祭祀が移動したのか。

同じ文化圏だったのか。

別々に同じ名前が生まれたのか。

考える材料になります。

地名は、記録ほど詳しくありません。

でも簡単には消えません。

だから歴史を因数分解する時、

地名はかなり強い材料になります。

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