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「反乱者」と呼ばれた人を、「国を守った人」として見る

2014.02.11

歴史の言葉は、立場が変わるだけで意味も変わります。

「反乱」

「討伐」

「平定」

こういう言葉は、支配する側から見ると都合がいい。

でも、その土地にずっと暮らしていた人たちから見ればどうだったでしょう。

アテルイとモレは、自分たちの国にいた。

そこで暮らしていた。

人がいた。

家族がいた。

畑があった。

山があった。

川があった。

祭りもあった。

そこへ外から軍が来る。

「従え」と言われる。

それに従わなかったら、反乱者と呼ばれる。

私は、この言葉の使い方にずっと違和感があります。

もともとその土地で暮らしていた人が、自分たちの国を守った。

それは反乱ではない。

防衛です。

長髄彦も同じように見えます。

自分たちの土地で暮らしていた。

そこへ外から武装した人たちが入ってきた。

戦いになった。

後から来た側の記録では、抵抗した人が敵になる。

でも、先に暮らしていた側から見れば、

「国を守った人」

です。

私は、アテルイとモレを見る時も、ここを大切にしたい。

誰が最後に支配したかではない。

誰が自分たちの土地と人を守ろうとしたか。

そこを見る。

そうすると、人物の見え方が変わります。

反乱者ではなくなる。

敗者でもなくなる。

自分たちの国を守り抜いた人になる。

そして、その人たちの墓に今も花や酒が供えられる理由も、少し分かる気がする。

人は、ただ負けた人を何百年も大切にはしない。

守ってくれた人を、忘れない。

私は、アテルイとモレはそういう人たちだったと思っています。

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