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イチローさまから感じる、自分らしく役割を果たすということ

2013.03.25

イチローさまというと、数々の記録を残した偉大な野球選手として知られています。

でも私が魅力を感じるのは、記録の数字だけではありません。

自分が何をする人なのか。
そのために何を磨けばいいのか。

そこに向き合い続けたプロフェッショナルとしての姿です。

イチローさまは、王貞治さんとの対談で、チームメートとの関係に悩んでいた時期
のことを話しています。

王さんに、

自分のために頑張るのか。
それともチームのために頑張るのか。

そんな疑問をぶつけたそうです。

王さんから返ってきたのは、プロはまず自分の技術を磨き、その結果がチームに
とってプラスになる、という考え方でした。

イチローさまは、その言葉ですごくすっきりしたと振り返っています。

私はこの話が好きです。

「みんなのために頑張る」

とてもきれいな言葉です。

でも、自分にできることが曖昧なまま、周りのために何かをしようとしても、
かえって空回りしてしまうことがあります。

会社でも同じかもしれません。

営業が得意な人。
ものをつくるのが得意な人。
数字に強い人。
人の話を聞くのが得意な人。
細かな変化によく気づく人。

みんなが同じことを得意になる必要はありません。

自分ができることを知って、それを少しずつ磨いていく。

そして、それぞれが自分の役割をきちんと果たした結果、一人では
できない仕事ができる。

それもチームワークなのだと思います。

もう一つ、イチローさまらしいと感じる話があります。

長く1番打者を務めたあと、別の打順を経験し、再び1番に戻ったとき、
イチローさまは自分の場所に戻ったようで心地よいという趣旨のことを話しています。

誰にでも、自分の力を発揮しやすい場所があるのかもしれません。

だから、誰かと同じになれないことを、それほど気にしなくてもいい。

自分には何ができるのか。
どんなときに力を発揮できるのか。
今いる場所で、自分に求められている役割は何なのか。

それを知ることの方が大切なのではないでしょうか。

有名になる必要はありません。

世界記録をつくる必要もありません。

家族の中でも、会社の中でも、お客様との仕事でも、自分の身近な世界があります。

その小さな世界の中で、自分にできることを磨き、誰かの役に立つ。

そんな積み重ねを続けていけば、誰でも自分の小さな世界では「偉人」に
なれるのかもしれません。

ここから少し、会社の広報をさせてください。

(株)アリスのものづくりも、一人ですべてを行っているわけではありません。

設計、CAD/CAM、機械加工、組立、検査、材料や加工についての専門知識。

社内だけでできない仕事なら、それを得意とする人や会社と一緒に考えます。

大切なのは、何でも自分たちでやることではなく、研究開発や生産現場で求められていることに対して、それぞれの得意なことを持ち寄り、きちんと役割を果たすことだと考えています。

イチローさまのような大きな記録は残せなくても。

今日も自分たちの小さな世界で、目の前の仕事に向き合っていきます。

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