コントロールとマネジメントの違い
「コントロール」と「マネジメント」は、似ているようで役割が少し違うものだと(株)アリスでは考えています。
コントロールは、ゴールに向かうための方法や手順を示し、到達できるように導く関わり方です。いわば、道筋を具体的に示しながら進める関わりであり、経験が浅い段階では特に重要になります。
一方でマネジメントは、自ら考え、判断し、ゴールへ向かって進める力を育てる関わり方だと捉えています。答えを与えるのではなく、考える余白を残しながら成長を促していく形です。
この関係は、ティーチング と コーチング にも近いものがあります。
最初の段階では、ある程度の指示や型を示す「コントロール」が必要だと考えています。何を基準に動くのか、どう判断するのかが分からない段階では、明確な方向性がある方が学びやすいからです。
しかし経験を重ね、一定の判断力や技術が身についてきた段階では、徐々に「マネジメント」へと移行していく事が重要になります。自ら考え、改善し、工夫できるようになることで、仕事の質も一段階上がっていきます。
ものづくりの世界でも同じで、最初からすべてを任せるのではなく、基礎となる動きや考え方を身につける期間が必要になります。
いわば丁稚のような下積みの時間は、単なる経験ではなく、土台を作るための重要なプロセスだと思います。
その積み重ねがあって初めて、自ら考え、判断し、責任を持って試作品を形にできる職人へと成長していきます。
(株)アリスでは、開発試作モデル製作の現場を通じて、単に作業をこなすのではなく、「考えて創る力」を持ったプロフェッショナルを育てていく事を大切にしています。
そして最終的には、指示に依存するのではなく、自らゴールに向かって価値を生み出せる人材へと成長できる環境を目指していきたいと考えています。