ムダを削ることは、技術を磨くことと同じだと考えています。
(株)アリスでは、「仕事の質を上げる」というテーマに向き合うとき、作業を増やすのではなく、ムダをどこまで削れるかを重視しています。
一見すると、工程を増やし、細かく分業し、効率化を進めることで生産性は上がるように見えます。
しかし実際には、工程が複雑になるほどバラつきの要因が増え、結果として安定した品質から遠ざかってしまうことも少なくありません。
だからこそ(株)アリスでは、「本当に必要な作業は何か」を問い続けています。
難しい作業に依存するのではなく、重要なポイントだけに絞り込む。
そのうえで、一つひとつの精度を高めるほうが、結果として安定した品質につながると考えています。
これは加工条件や工程設計だけでなく、日々の働き方にも同じことが言えます。
例えば、作業や思考に没頭していると、誰でもどこかで頭の回転が鈍る瞬間があります。
その状態で無理に続けると、判断は鈍り、ミスが増え、結果として余計な時間を使ってしまいます。
そのため(株)アリスでは、「止まった状態で続けない」という意識を大切にしています。
頭や体に違和感を感じたときは、一度違う作業に切り替える。
ただし、なんとなく流れるのではなく、その作業にも意図を持って向き合うことを意識しています。
そして再び元の作業に戻るときは、一点に集中します。
いまこの瞬間に必要なことだけに意識を向け、余計な思考を削ぎ落とす。
その積み重ねによって、もう一度「没頭できる状態」を取り戻していきます。
この切り替えや集中の質を安定していくために、常に日々の中で試し、調整し、習慣として身につけていく必要があります。
ムダを削るというのは、単に効率の話ではなく、集中の質を高めることでもあります。
そしてその先に、結果としての品質があるのだと考えています。
(株)アリスはこれからも、工程だけでなく思考や時間の使い方も含めて、よりシンプルで本質的なものづくりを追求していきます。