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PEEK(ピーク)の精密加工。高機能樹脂に求められる品質。

2026.06.09

PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)は、スーパーエンジニアリングプラスチックに分類される高機能樹脂です。

耐熱性、機械的強度、耐薬品性などの特性を持ち、厳しい使用環境が求められる工業部品にも採用されています。

一般的なプラスチック材料では対応が難しい用途において、選択肢となる材料の一つです。

しかし、高機能な材料だからこそ、部品を製作する際には、その特性を理解することが重要になります。

PEEKを切削加工する意味

PEEK製部品には、成形によって製作されるものもあれば、ブロック材や丸棒材から切削加工するものもあります。

切削加工は、金型を製作せずに形状をつくることができるため、試作品や少量生産、特殊形状の部品などに適した方法です。

研究開発段階では、設計変更が繰り返されることがあります。

そのような場合、材料から直接削り出す方法であれば、設計変更に応じた製作方法を検討しやすくなります。

ただし、PEEKは一般的な樹脂に比べて材料費が高くなる傾向があります。

そのため、加工方法だけでなく、材料の取り方や工程を考えることも重要です。

高精度な加工に必要なこと

PEEKは優れた機械的特性を持っていますが、金属と同じ加工条件で扱えばよいわけではありません。

樹脂特有の熱膨張や加工時の変形、固定方法などについて考慮する必要があります。

特に薄肉形状や細長い部品では、加工中に加わる力によって変形が生じる可能性があります。

また、加工後の寸法測定では、材料の温度や測定環境にも注意が必要になる場合があります。

そのため、工具や加工条件、加工工程、測定方法を組み合わせて検討することが大切です。

高価な材料を、必要な性能へつなげる

(株)アリスでは、PEEKをはじめとする高機能樹脂の精密切削加工に取り組んでいます。

お客様がPEEKを選択する背景には、耐熱性や強度、耐薬品性など、何らかの目的があります。

その目的を理解せず、単に指定された形状に加工するだけでは、材料の価値を十分に活かせない場合があります。

使用する環境、必要な精度、製作数量などを確認し、適切な加工方法を考える。

そして、必要な品質を実現しながら、材料や工程の無駄もできる限り抑える。

高機能樹脂の加工には、材料の性能を理解し、それを部品の品質につなげる技術が求められます。

(株)アリスは、研究開発から生産現場まで、PEEKの特性を活かしたものづくりを支えています。

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