かつて（株）アリスといえば、透明樹脂の可視化モデルや開発初期の
試作モデル、いわゆる「開発試作」の分野でお声がけいただくことが
多い会社でした。

しかし今、アリスに寄せられるご相談の中心は、明らかに変わって
しまいました。

開発試作だけでなく
生産設備の部品製作
廃盤部品のリバースエンジニアリング
図面レス部品の再生・複製

こうした生産現場の稼働を止めないためのものづくりの比率が
急激に増えているのです。

理由はとてもシンプルで、現場では今まさに
「部品がない」
「メーカーがもう作っていない」
「図面が残っていない」
「代替品は高すぎて導入できない」
といった切実な課題が増えているから。

そして（株）アリスは、小ロット・一点モノでも逃げない姿勢と、
樹脂・アルミ・金属・ゴムなど多素材を自社で切削できる柔軟性を
強みとして、この生産現場を支える領域に自然と参入する事になりました。

また経営者の私は以前生産設備や空調設備、受電設備や研究開発設備の
技術営業していた経験が、生産設備の部品や治具の製作に活きています。

現品をスキャンしてデータ化し、必要であれば設計を見直し、
精度の高い部品を短納期で提供する。

生産の現場で求められているのは、
「止まらない設備を維持するための、確実な再現力」
その使命に応えるのが、（株）アリスのリバースエンジニアリングです。

（株）アリスは開発の試作会社ではありません。

生産設備の維持と改善を支える技術パートナーとしても
進化し続けてまいります。