ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第17回】ChatGPTの音声入力と音声会話の使い方|文字を打たずにAIと話してみよう
こんにちは、ソラ先生です。
前回は、ChatGPTのメモリ機能について学びました。
今回は、キーボードで文字を入力しなくてもChatGPTを利用できる「音声機能」を紹介します。
「パソコンで長い文章を入力するのが苦手」
「スマートフォンで文字を打つのが面倒」
「AIと普通の会話のように話してみたい」
そんな方におすすめの機能です。
ChatGPTには、自分の声を文字に変換する「音声入力」と、声で質問して声で回答を聞く「音声会話」があります。
似ているようですが、使い方が異なります。
今回は、この2つの違いから実際の操作方法、うまく使えないときの対処方法まで学んでいきましょう。
1.音声入力と音声会話は何が違うの?
最初に、2つの機能の違いを理解しましょう。
| 機能 | できること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 音声入力 | 話した内容を文字に変換する | 長い質問や文章を入力するとき |
| 音声会話 | 声で質問し、声で回答を聞く | 会話しながら相談・学習するとき |
例えば、取引先へのメールを作成したいとします。
音声入力なら、
「明日の打ち合わせについて、お客様に確認するメールを作成してください」
と話すことで、その内容を文字として入力できます。
一方、音声会話なら、
「明日の打ち合わせについて、どんな確認をしておけばいいですか?」
と質問すると、ChatGPTから声で説明を聞けます。
さらに、そのまま質問を続けることもできます。
どちらが優れているということではなく、目的によって使い分けるのが便利です。
2.音声入力を使ってみましょう
まずは、話した内容を文字に変換する方法から始めます。
ChatGPTの音声入力では、録音した言葉が文字起こしされ、送信前に文章を確認・修正できます。
パソコンでの操作方法
ステップ①
ChatGPTの公式サイトを開きます。
ステップ②
ログインして、新しいチャットを開きます。
ステップ③
メッセージ入力欄にあるマイクのアイコンを確認します。
ステップ④
マイクのアイコンを選び、画面の案内に従って話します。
初めて利用する場合は、ブラウザからマイクへのアクセス許可を求められることがあります。
ステップ⑤
録音を終了すると、話した内容が文字に変換されます。
文字になった文章を確認し、間違いがあれば修正してください。
ステップ⑥
内容に問題がなければ、送信します。
これで、キーボードを使わずに質問できます。
なお、マイクのアイコンや操作画面は、利用している端末やアプリによって異なる場合があります。
3.スマートフォンでも音声入力できるの?
はい。iPhoneやAndroidのChatGPT公式アプリでも、対応する音声入力機能を利用できます。
基本的には、チャットの入力欄からマイクのアイコンを選び、話した内容を文字に変換します。
例えば、
「冷蔵庫に卵、キャベツ、豚肉があります。この材料で作れる料理を3つ教えてください」
と話してみましょう。
文字に変換された内容を確認してから送信すれば、ChatGPTが献立を提案してくれます。
ここで覚えておきたいのは、音声入力でも、送信前の確認が大切だということです。
AIが言葉を聞き間違える場合があるため、名前、数字、日時などは特に注意しましょう。
4.音声会話を始める方法
次は、ChatGPTと声で会話する方法です。
音声会話では、質問するたびに文字を入力する必要がありません。
通常の会話のように話しかけ、ChatGPTから声で回答を聞けます。
スマートフォンでの操作方法
ステップ①
ChatGPTの公式アプリを開きます。
ステップ②
チャットの入力欄付近にある音声会話のアイコンを選択します。
音声入力用のマイクとは異なるアイコンの場合があります。
ステップ③
初めて利用する場合は、マイクへのアクセスを許可します。
また、利用する音声を選択する画面が表示されることがあります。
ステップ④
音声モードが始まったら、普通に話しかけてみましょう。
例えば、
「こんにちは。今日はChatGPTの音声会話を初めて使います。簡単な使い方を教えてください」
と話します。
ステップ⑤
ChatGPTから声で回答が返ってきます。
続けて質問してみましょう。
ステップ⑥
会話を終了したい場合は、画面の終了ボタンを選択します。
これで音声会話の基本操作は完了です。
5.パソコンでも音声会話はできるの?
ChatGPTのウェブ版でも、対応するブラウザとマイクがあれば音声会話を利用できます。
公式サイトを開き、入力欄にある音声会話のアイコンを選択します。
初めて利用する場合は、ブラウザからマイクへのアクセス許可を求められることがあります。
許可した後、話しかければ音声会話が始まります。
パソコンにマイクが内蔵されていない場合は、外付けマイクやマイク付きヘッドセットなどが必要です。
また、音声が聞こえない場合は、パソコンのスピーカーや音量設定も確認してください。
6.ChatGPTの声は変更できるの?
ChatGPTでは、対応する音声モードで声の種類を選択できます。
例えば、落ち着いた声、明るい雰囲気の声など、複数の音声が用意されています。
設定画面の「音声」から、利用できる声を確認できます。
初回の音声会話で選択画面が表示される場合もあります。
また、音声会話中に、
「もう少しゆっくり話してください」
「短く説明してください」
とお願いすることもできます。
ただし、声の種類や利用可能な設定は、サービスの更新やプランによって異なります。
実際にいくつか試して、聞き取りやすい声を選びましょう。
7.音声会話は勉強にも使える
音声会話は、単に質問するだけでなく、学習にも活用できます。
例えば、英会話の練習です。
「私は英会話の初心者です。簡単な英語で質問してください。間違えたら日本語で説明してください」
と伝えてみましょう。
ChatGPTと会話しながら練習できます。
ほかにも、面接の練習に利用できます。
「私は就職活動中です。面接官の役になって、一つずつ質問してください」
と依頼します。
自分が声で回答すると、次の質問へ進めます。
また、プレゼンテーションの練習にも使えます。
「これから新商品の説明をします。私の説明を聞いて、分かりにくい部分を指摘してください」
と依頼する方法です。
ただし、AIからの評価が必ず適切とは限りません。
自分の目的に合わせて、参考意見として利用しましょう。
8.仕事での音声活用例
仕事で音声機能を利用する場合にも、さまざまな使い方があります。
① アイデアを声で整理する
新しい企画について考えているとき、文章にまとめる前に話してみます。
「今から新商品のアイデアを説明します。私が話し終わったら、内容を整理してください」
と依頼できます。
ただし、音声モードでは途中の沈黙などによって、話し終わる前にAIが応答することもあります。
その場合は、短い区切りごとに説明する方法もあります。
② 文章の下書きを作成する
音声入力を使えば、長い文章をキーボードで入力する手間を減らせます。
例えば、
「これから社内向けの連絡内容を話します。丁寧で分かりやすい文章にしてください」
と入力できます。
③ 作業手順を確認する
マニュアルなどの内容を基に、手順を声で確認する使い方も考えられます。
ただし、実際の機械操作や安全に関わる作業では、AIの音声回答を正式な作業指示の代わりにしてはいけません。
設備メーカーの資料や社内の正式な手順を優先してください。
9.音声入力がうまくできないときは?
音声入力や音声会話がうまく動作しない場合は、次の点を確認しましょう。
① マイクが使える状態になっているか
パソコンやスマートフォンのマイクが正常に動作するか確認します。
② マイクへのアクセスが許可されているか
ブラウザやアプリの権限設定を確認してください。
③ 周囲の音が大きすぎないか
テレビの音や周囲の話し声が入ると、正しく認識されない場合があります。
④ インターネットに接続できているか
通信状態が不安定な場合、音声会話が途切れることがあります。
⑤ 利用制限に達していないか
音声機能にはプランによる利用制限があります。
制限に達した場合は、画面に案内が表示されることがあります。
10.音声の聞き間違いに注意しましょう
音声入力には便利な点が多い一方で、文字の入力とは異なる注意点があります。
例えば、
「15日」と「50日」
「1,500円」と「15,000円」
など、数字を間違えて認識する可能性があります。
また、人の名前や専門用語、製品名などを正しく変換できない場合もあります。
特に仕事では、数字の違いが大きな問題につながることがあります。
音声入力で作成した文章を送信する前には、必ず内容を確認しましょう。
音声会話の後に表示される文字起こしも、実際に話した内容と完全に一致するとは限りません。
大切な情報は、文字として確認することをおすすめします。
11.音声データのプライバシーについて
音声機能では、話した内容を処理するために音声データがサービスへ送信されます。
音声入力と音声会話では、音声の保存期間や取り扱いに違いがあります。
また、利用者の設定によって、モデル改善のために音声データを共有するかどうかが変わります。
ChatGPTの「設定」から「データコントロール」を確認し、自分がどのような情報を共有する設定になっているか確かめておきましょう。
音声会話だからといって、個人情報や会社の秘密情報を自由に話してよいわけではありません。
取引先の情報、未公開の製品情報、パスワードなどは、音声でも入力を控えることが大切です。
12.今日のミニレッスン
今回は、音声入力と音声会話の両方を体験しましょう。
練習① 音声入力
ChatGPTの音声入力を開き、次の文章を声で入力してください。
「私はChatGPTの初心者です。音声入力を便利に使う方法を3つ教えてください」
文字に変換された内容を確認します。
間違いがあれば修正してから送信しましょう。
練習② 音声会話
次に、音声会話を開始します。
「こんにちは。私は音声会話の初心者です。簡単な質問を一つしてください」
ChatGPTから質問が返ってきたら、声で答えてみましょう。
さらに、
「今度は私が質問します。今日の夕食の献立を3つ考えてください」
と話しかけてください。
音声での質問と回答を体験できたら、今回の練習は完了です。
ソラ先生からひとこと
ChatGPTを利用するとき、必ずしもキーボードで文字を入力する必要はありません。
声で質問することで、これまでAIを難しいと感じていた方にも、利用しやすくなる可能性があります。
また、音声会話には、実際に話しながら考えを整理できるという魅力があります。
うまく説明できなくても、途中で言い直して構いません。
分からないことがあれば、もう一度質問してみましょう。
ただし、AIが聞き間違えたり、質問の意味を取り違えたりすることもあります。
そんなときは、内容を確認しながら会話を進めることが大切です。
AIを使うために人間が無理に合わせるのではなく、自分に合った方法でAIを活用していきましょう。
次回【第18回】は「ChatGPTに画像を送る方法|写真・スクリーンショットを使って質問してみよう」です。
文章だけでは伝えにくいことを、画像を使って相談する方法を学びます。