AIと会社案内を考える。自分たちの仕事を見直す機会
会社案内というと、会社概要や事業内容、設備、製作実績などを紹介するものだと思われるかもしれません。
もちろん、それらも会社を知っていただくための大切な情報です。
しかし、私はもう少し違うことも伝えたいと考えています。
それは、(株)アリスが、どのように考え、判断し、仕事を進めているのかということです。
最近、ChatGPTを使いながら、会社について伝える文章を考えています。
AIに文章を作成してもらうことはできますが、そのままで(株)アリスらしい会社案内が完成するわけではありません。
例えば、製造業の会社紹介では、「高品質」「短納期」「技術力」といった言葉がよく使われます。
しかし、そうした言葉を並べるだけでは、会社の実際の仕事は十分に見えてきません。
(株)アリスは、すべての加工を自社で行うことを目的にしている会社ではありません。
樹脂・金属・ゴムなど、案件ごとに必要な技術や設備を考え、自社加工と国内協力会社の力を組み合わせながら製作を進めています。
新しい加工方法や専門技術が必要になれば、それを持つ会社を探すこともあります。
お客様から相談を受けたときには、まず仕事の内容や課題を理解することを大切にしています。
単に図面に書かれた部品を加工するだけでなく、その部品がどのような目的で使われるのかを考えることもあります。
こうした仕事の進め方は、設備一覧や加工可能な材料だけでは伝えきれません。
そのため、日々の仕事や考え方を、一つひとつ文章として残していくことに意味があると考えています。
また、会社案内は、お客様だけが読むものではありません。
仕入先や協力会社、研究者、エンジニア、そして働く場所を探している方も読むことがあります。
例えば、営業事務の仕事について知りたい方にとっては、どのような書類を作成するのかだけでなく、その仕事が製造現場とどのようにつながっているのかも大切な情報になります。
製造の仕事に興味がある方なら、どのような材料や部品を扱い、どうやって仕事を覚えていくのかを知りたいかもしれません。
だからこそ、会社案内を求人広告のような文章にはしたくありません。
実際の仕事を知った結果として、自分に合う会社かどうかを考えられる内容にしたいと思っています。
ChatGPTとのやり取りでは、伝えたいことを整理する一方で、自分の考えと違う文章が出てくることもあります。
その違いを確かめながら、何を大切にしているのかを改めて考えることがあります。
会社案内をつくる作業は、会社をよく見せるためだけのものではありません。
自分たちの仕事を振り返り、これまでの経験や判断を整理する機会にもなります。
一つひとつの仕事を通じて、(株)アリスという会社が少しずつ見えてくる。
そんな会社案内を、これからも育てていきたいと考えています。