読んでもらえることを、当たり前にしない。
ホームページの記事を書いていると、つい「読んでもらえる」という前提で考えてしまうことがあります。
でも私自身、インターネットで会社を探すときに、すべての文章を最初から最後まで読むわけではありません。
知りたいことがありそうだから読む。
自分の悩みに近いから読む。
役に立ちそうだから、もう少し読んでみる。
多くの場合は、そんなものだと思います。
だから(株)アリスでは、「たくさん書けば伝わる」とは考えないようにしています。
まず、
「このページを見る人は、何を知りたいのだろう」
と考える。
例えばメーカーの設計者や開発担当者であれば、
この材料は加工できるのか。
この形状なら製作できるのか。
試作一個でも相談できるのか。
どの程度の精度が現実的なのか。
短納期の場合は、どんな方法が考えられるのか。
知りたいことには理由があります。
開発を進めるための判断材料が必要だからです。
その人にとって必要のない会社側の説明を長く書いても、なかなか読んではいただけません。
これは、ホームページだけの話ではないと思っています。
普段の仕事でも、自分が話したいことだけを話すのではなく、相手が何を知りたいのかを考えることがあります。
営業事務であれば、必要な情報を分かりやすく伝える。
製造であれば、お客様がその試作品で何を確認したいのかを考える。
相手の立場から見るという点では同じです。
私は、「伝えました」で仕事を終わらせたくありません。
相手に伝わったのか。
必要なことを判断できたのか。
そこまで考えて初めて、伝える仕事になるのだと思っています。
(株)アリスのホームページも、読んでもらうことを当たり前とは考えず、必要としている人に必要な情報がきちんと届く場所へ少しずつ育てていきたいと思っています。