管理とは何かを考える
ものづくりの現場では、「管理」という言葉がよく使われます。
工程管理。
品質管理。
納期管理。
生産管理。
ただ、実際に現場で仕事をしていると、「管理」と一言で言っても、さまざまな考え方があるように感じます。
(株)アリスでも、研究開発や開発試作の現場に関わる中で、「どう管理するのか」は非常に重要なテーマになっています。
管理には、大きく分けて、
状況を外側から動かす考え方と、
現場へ深く入り込みながら動かす考え方があるように思います。
例えば、全体を俯瞰しながら指示を出し、効率良く動かしていく方法。
これは、全体最適を考える上で非常に重要です。
納期。
コスト。
工程バランス。
研究開発から生産現場までのものづくりでは、全体を冷静に見る視点が必要になります。
一方で、実際の現場では、
加工の難しさ。
段取りの大変さ。
試作時の不安定さ。
など、現場へ深く入り込まなければ分からないことも数多くあります。
特に開発試作モデル製作では、図面通りに進まないことも少なくありません。
実際に加工し、
実際に組み、
実際に調整する。
その中で初めて見えてくる課題もあります。
だからこそ、現場感覚を持ちながら管理することも非常に重要なのだと思います。
ただ外側から指示を出すだけではなく、
「なぜ現場で止まるのか」
「どこが難しいのか」
「何に困っているのか」
を理解しながら、一緒に改善を考える。
そうした積み重ねが、研究開発ものづくりでは必要になるのだと感じています。
もちろん、最初からすべてを理解できるわけではありません。
実際の加工。
現場経験。
失敗。
改善。
そういった積み重ねを通じて、少しずつ判断力や管理能力も磨かれていくのだと思います。
(株)アリスでも、試作モデル製作や樹脂切削加工を支えるスタッフ一人ひとりが、単なる作業者ではなく、現場を理解し、考えながら動ける技術者へ成長していくことを大切にしています。
研究開発から生産現場まで支える開発試作会社として、現場感覚と全体最適の両方を持ちながら、価値あるものづくりへ取り組んでいきたいと考えています。