東大阪の研究開発現場から生産現場までの「ものづくり」なら【株式会社アリス】試作サンプル、切削加工、精密部品加工、可視化部品製作、透明化処理、現物からの製作、単品OK

歴史には「動かしにくい事実」と「解釈」がある

2014.05.27

歴史には、比較的動かしにくいものがあります。

遺跡がそこにある。

ある地層から特定の年代の土器が出た。

古い文書が現存している。

その文書に人物名が書かれている。

同じ出来事が複数の資料に残っている。

こうしたものは、かなり強い材料です。

でも、その人物が何を考えていたのか。

なぜ戦ったのか。

誰を信じていたのか。

ある伝承の人物と記録の人物が同じなのか。

ここには解釈が入ります。

歴史というものは、この二つが混ざっています。

問題は、後者まで前者のように扱ってしまうことです。

「現在はこう解釈されている」

が、

「昔、本当にこうだった」

へいつの間にか変わる。

ここには注意したいと思います。

逆も同じです。

面白い伝承だから、すべて事実にする。

これも違います。

大切なのは、材料の強さを見ることです。

発掘されたもの。

同時代に近い記録。

後世の記録。

神社の由緒。

地元の伝承。

現地に残る墓や塚。

それぞれ性質が違います。

同じ秤に乗せて点数を付ける必要はありません。

ただ、どんな材料なのかを分かった上で重ねる。

そこから、

「今の材料を見る限り、私はこう考える」

と結論を出す。

そして新しい物証が出れば、また考え直す。

歴史は完成した答えではなく、何度でも組み直せるものなのだと思います。

                 一覧へ戻る
アリスの仕事に対する想いを見る オリジナルサンプル制作