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正解がないから、面白い。

2016.01.09

仕事を始めるときに、完成までの道筋がすべて見えている案件ばかりではありません。

むしろ、少し難しい仕事ほど、途中で考えることが増えていきます。

図面を見た段階では問題なさそうでも、加工方法を考えると難しい部分が見えてくる。

材料を選んでみると、強度や変形について考える必要が出てくる。

試作品をつくると、実際に使う場面で別の課題が見つかる。

ものづくりでは、そんなことがあります。

予定通りに進まないことは、もちろん困ります。

納期がありますし、費用もかかります。

だから、問題が起きたこと自体を面白がっているわけではありません。

ただ、答えがまだ見えていない仕事には、考える余地があります。

なぜうまくいかなかったのか。

材料なのか。
加工条件なのか。
形状なのか。
組み立て方法なのか。

原因を一つずつ確認していきます。

必要なら加工する人だけでなく、設計担当者や材料メーカー、協力会社にも相談します。

自分たちだけでは分からないことを、分かったふりをして進めても、良い結果にはつながりません。

一度目でうまくいかなかった仕事でも、二度目になると見えるものがあります。

三度目では、さらに段取りが変わります。

加工方法だけではなく、「最初にここを確認しておけばよかった」ということも分かってきます。

そうして経験が増えていきます。

同じ仕事を繰り返しているように見えても、中では少しずつ変わっています。

以前できなかったことができるようになる。

判断が早くなる。

相談すべきところが分かるようになる。

それが仕事の面白さの一つだと思います。

最初から正解が書いてある仕事なら、その通りに進めれば終わります。

でも、実際のものづくりでは、条件を確認し、人と相談し、試しながら答えを探す仕事があります。

(株)アリスでは、そういう仕事にも向き合ってきました。

正解がないから難しい。

そして、正解がないからこそ、考えたことや経験したことが、次の仕事につながっていきます。

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