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時間管理の再構築と、ものづくりの集中力

2021.05.20

業務の中で時間の使い方が崩れることは、どの現場でも起こり得ます。
(株)アリスでは、これを単なる個人の問題としてではなく、業務の流れと集中領域の変化として捉えています。

現在のように展示会準備や試作サンプルの製作が重なる時期は、クリエイティブな要素が強くなり、思考と作業が一体化しやすくなります。形をつくる過程そのものに没入することで、時間感覚が変化し、通常業務とのバランスが一時的に崩れることがあります。これは新しい価値を生み出す過程としては自然な状態でもあります。

一方で、製造業においては、実務対応や営業活動、開発試作の進行といった複数の業務が並行して動いています。それぞれの業務には異なるリズムと優先度があり、どれか一つに偏ると全体の流れに影響が出る構造になっています。そのため(株)アリスでは、集中すべき領域と管理すべき領域を切り分けながら、全体のバランスを整えることを重要視しています。

構造的に見ると、創造的な作業は「時間を忘れる集中」を生み、管理的な業務は「時間を制御する仕組み」を必要とします。この二つは相反するものではなく、どちらかが欠けると業務全体の安定性が損なわれます。特に展示会のような外部発信の準備期間では、創造性が高まる一方で、日常業務の制御が弱くなる傾向があります。

本質的には、時間管理とは制限ではなく、成果を安定して出し続けるための構造設計です。どれだけ良いものを作っても、それが適切なタイミングで機能しなければ価値は最大化されません。そのため、集中と管理のバランスをどう設計するかが、実務全体の質を左右します。

(株)アリスでは、創造的な取り組みの熱量を大切にしながらも、それを日常業務の安定した流れの中にどう戻していくかを重視しています。私は、時間管理とは制約ではなく、ものづくりの価値を最大化するための調整機構であると考えています。

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