卑弥呼は「女性なのに偉くなった人」ではなかった
2013.09.09
卑弥呼を見る時、現代人は「古代なのに女性の女王がいた」と驚きます。
でも、その驚き自体が現代の感覚なのかもしれません。
当時の人たちからすれば、
女性が祭祀を担う。
女性が人々をつなぐ。
女性が重要な判断に関わる。
それは特別なことではなかった。
卑弥呼が人々の中心にいたのも、女性だからではありません。
その役割に最も向いていたからです。
祭祀には、腕力は必要ありません。
必要なのは、人から信頼されること。
季節を知ること。
祭りを覚えること。
人々の気持ちをまとめること。
遠くの地域ともつながること。
その役割を担ったのが「ひみこ」だった。
だから卑弥呼を、
「男性社会の中で例外的に成功した女性」
と見る必要はありません。
むしろ、
女性が重要な役割を担うことが普通だった社会の姿
が、中国側の記録に残った。
私はそう見ています。
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