東大阪の研究開発現場から生産現場までの「ものづくり」なら【株式会社アリス】試作サンプル、切削加工、精密部品加工、可視化部品製作、透明化処理、現物からの製作、単品OK

分からないからこそ、歴史は面白い

2014.01.30

昔のことは、最後まで全部は分かりません。

誰が本当のことを書いたのか。

どこまで伝承が残っているのか。

墓や塚が本当に本人のものなのか。

神社の由緒が、いつから今の形になったのか。

何百年、何千年も前のことです。

全部を確かめることはできない。

でも私は、それでいいと思っています。

分からないから考える。

資料を読む。

現地へ行く。

地形を見る。

墓を見る。

神社を見る。

供物を見る。

地元の人に話を聞く。

そして、

「今の自分は、こうだったと思う」

と考える。

それでいい。

歴史は、正解を当てるクイズではありません。

残っているものから、昔の人たちの姿を想像することです。

もちろん、思い込みだけではだめです。

自分に都合のいい話だけを拾うのでもない。

違う資料があれば読む。

違う伝承があれば比べる。

現地と合わなければ考え直す。

そうやって、少しずつ近づいていく。

私は、これが歴史を考える面白さだと思っています。

アテルイとモレ。

饒速日。

長髄彦。

今も墓や塚が残る。

花や酒が供えられる。

山の中でも、人が手を合わせに来る。

それを見て、

「なぜだろう」

と思う。

そこから歴史が始まる。

全部は分からない。

でも、

何かがあったのは間違いない。

だから残った。

だから守られた。

だから今も誰かが訪れる。

私は、その残された記憶を、できるだけ拾っていきたい。

そしてコラムに残しておけば、また誰かが知る。

その人が現地へ行くかもしれない。

また別の話を見つけるかもしれない。

歴史は、そうやってつながっていく。

分からないから終わりではない。
分からないから、次の人へ残す。

そんなものです。

                 一覧へ戻る
アリスの仕事に対する想いを見る オリジナルサンプル制作