信頼は、製品が完成する前から始まっている。
ものづくりの会社の評価は、完成した製品によって決まる。
もちろん、それは間違いではありません。
図面通りにつくられているか。
必要な精度が出ているか。
仕上がりに問題はないか。
最終的な製品品質は、とても大切です。
ただ、(株)アリスでは、お客様との信頼は製品が完成した瞬間だけにつくられるものではないと考えています。
例えば、お問い合わせをいただいたとき。
内容をきちんと理解しようとする。
分からない部分があれば確認する。
すぐに答えられないことは、確認してから返事をする。
ここから、すでに仕事は始まっています。
ご注文をいただいたあとも同じです。
材料を手配する。
協力会社と打ち合わせをする。
製作予定を確認する。
加工する人へ必要な情報を伝える。
途中で変更があれば共有する。
製品を仕上げ、検査し、梱包して出荷する。
お客様から見えるのは完成した製品かもしれません。
でも、その一つの製品が届くまでには、多くの仕事があります。
そして、そのどこか一つで情報が止まったり、確認が抜けたりすれば、最終的な品質や納期にも影響することがあります。
だから、信頼をつくるのは加工を担当する人だけではありません。
営業事務が納期を確認すること。
材料の手配を間違えないこと。
製造が予定を共有すること。
仕上げで気づいたことを伝えること。
検査で違和感があれば確認すること。
梱包するときに、受け取る側の立場で製品を見ること。
一つひとつは、それほど目立つ仕事ではありません。
しかし、その小さな仕事がつながることで、一つの納品が成立します。
(株)アリスでは、こうした仕事も含めて「ものづくり」だと考えています。
加工が上手だから信頼される。
もちろん、それもあります。
でも、それだけではありません。
返事がきちんと来る。
必要なことを先に確認してくれる。
予定が変われば知らせてくれる。
届いた製品がきちんと整っている。
そうした経験も、
「次もここへ相談しよう。」
と思っていただく理由になるのではないでしょうか。
これは、働く人にとっても同じです。
自分の仕事が直接お客様から見えなくても、その仕事はどこかでお客様につながっています。
入力した一つの情報。
確認した一つの納期。
丁寧に仕上げた一つの部品。
気づいて伝えた一つの問題。
そうしたものが積み重なって、会社としての仕事になります。
だから(株)アリスでは、目立つ仕事だけを大切な仕事とは考えていません。
自分の役割をきちんと果たし、次の人へ仕事をつなぐ。
その一つひとつが、最終的にはお客様への信頼につながっていきます。
信頼は、製品が完成した最後につくられるものではありません。
お問い合わせをいただいた瞬間から始まり、製品がお客様のもとへ届くまで、少しずつ積み重なっていくものです。
(株)アリスでは、その一つひとつの仕事を大切にしながら、会社全体で信頼に応え続けていきたいと考えています。