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事実と解釈を分けることから、信頼は始まる。

2026.07.12

同じ出来事を見ても、人によって受け取り方は違います。

ある人には普通の言葉でも、別の人には冷たく感じることがあります。

一つの行動を見て、「やる気がない」と考える人もいれば、「慎重に考えている」と受け取る人もいます。

つまり、私たちが聞いている話の中には、事実だけではなく、その人なりの解釈が含まれていることがあります。

私自身、以前はこの二つを十分に分けられていなかったことがあります。

誰かから聞いた話をそのまま事実として受け取り、その人に対する見方を変えてしまう。

同じ話が繰り返されれば、さらに信じてしまう。

しかし後になって、本人の考えや実際の状況を知ると、まったく違っていたことがありました。

そこで感じたのは、人について判断するときほど、事実を丁寧に確認する必要があるということです。

例えば、

「○○さんは、この仕事を嫌がっている」

という話があったとします。

実際の事実は、

「○○さんが、その仕事について質問した」

だけかもしれません。

質問した理由が、嫌だからなのか、より正確に理解したかったからなのかは、本人に聞かなければ分かりません。

仕事の現場では、こうした小さな解釈の違いが、人間関係にも影響します。

特に、誰かについての話は慎重に扱う必要があります。

(株)アリスでは、ミスや問題についても、できるだけ「誰が悪いか」より先に「何が起きたのか」を見るようにしています。

いつ起きたのか。

どの情報が伝わっていたのか。

何を基準に判断したのか。

本人は、その時点でどのように考えていたのか。

事実を一つずつ確認すると、最初に聞いていた印象とは違うこともあります。

人は感情を持っています。

好き嫌いもあります。

相性もあります。

だから、完全に客観的に人を見ることは難しいと思います。

それでも、少なくとも「聞いた話だけで結論を出さない」という意識は持つことができます。

そして、自分が不安に感じているのであれば、可能な範囲で本人と話してみる。

相手の考えを聞き、自分の受け取り方も伝える。

そこで初めて分かることがあります。

私自身、これまでできなかったことを振り返りながら、今も改善している途中です。

会社も同じです。

人の集まりである以上、誤解や行き違いを完全になくすことはできません。

だからこそ、噂や思惑ではなく、できるだけ事実と本人の言葉を大切にする。

(株)アリスは、そうした積み重ねによって、安心して相談でき、正直に仕事へ向き合える関係をつくっていきたいと考えています。

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