プロとして責任を持ち、エンジニアとして再現できる仕事をする
(株)アリスでは、「プロ」「アマチュア」「職人」といった言葉を、単なる肩書きではなく、仕事に対する責任の持ち方や、成果をどこまで安定して再現できるかという違いとして考えています。
プロフェッショナルとは、単にその仕事で収入を得ている人というだけではありません。
求められた品質を守る。
決められた納期に間に合わせる。
コストも考える。
必要なものを、必要な状態で届ける。
そうした約束に対して責任を持ち、安定して結果を出し続けることが、プロとして大切なことだと考えています。
一度だけ良いものができることと、同じ品質を継続してつくれることは違います。
ものづくりの仕事では、偶然うまくいった結果ではなく、「なぜうまくいったのか」を理解し、次も同じように再現できる状態にすることが重要です。
一方、アマチュアという言葉には、趣味や興味をきっかけとして、その経験自体を楽しむという意味があります。
それは決して悪いことではありません。
ただ、お客様から仕事として依頼を受ける場合には、結果に対する責任があります。
その点で、プロの仕事には「できたら良い」ではなく、「求められた条件をどう成立させるか」という視点が必要になります。
また、ものづくりでは昔から「職人」という言葉が使われてきました。
手作業による高い技術や、長年の経験から身についた感覚を表す言葉として、大切な意味を持っています。
しかし、現在のものづくりでは、手作業だけで製品が完成するわけではありません。
マシニングセンタやNC旋盤、CAD/CAM、測定機器など、さまざまな設備や技術を組み合わせて製作します。
そのため(株)アリスでは、単に手先の技術だけではなく、機械や工具を使いこなし、加工条件や工程を考え、安定した品質をつくる人を「エンジニア」として捉えています。
大切なのは、どの道具を使うかではありません。
どのように加工すれば狙った精度が出るのか。
材料の特徴を考えて、どの工程で進めるのか。
どこで測定し、どこで修正するのか。
仕上げや組立まで含めて、どのようにすれば安定した製品になるのか。
そこまで考え、仕事全体を成立させることがエンジニアの役割だと考えています。
特に開発試作では、最初から正解が決まっているとは限りません。
図面通りにつくるだけでは解決できないこともあります。
材料を変更する。
加工方法を変える。
工程の順番を見直す。
実際に試して結果を確認する。
その中で最適な方法を探していく必要があります。
そこで必要になるのが、個人の感覚だけに頼らない「再現性」です。
どれほど高い技術を持っていても、その人にしかできない状態では、安定したものづくりを続けることは難しくなります。
加工条件を残す。
判断した理由を共有する。
測定結果を記録する。
良かった方法を標準化する。
こうした積み重ねによって、個人の経験が会社としての技術に変わっていきます。
(株)アリスが目指しているのは、
プロとして結果に責任を持つこと。
高い精度をつくる技術を磨くこと。
エンジニアとして工程全体を考えること。
そして、それを一度きりの成功ではなく、再現できる仕組みにしていくことです。
特別な人だけがつくれる品質ではなく、条件を整理し、工程を整えることで安定して生み出せる品質へ。
偶然ではなく、理由のある結果へ。
(株)アリスでは、研究開発から生産現場までを支える開発試作という不確定要素の多い仕事だからこそ、技術と判断力、そして再現性を大切にしながら、より安定したものづくりを目指していきます。