やる気が出るのを待たず、まず動いてみる。
仕事をしていると、どうしても気持ちが乗らない時間があります。
やるべきことは分かっている。
期限も決まっている。
それでも、なぜか最初の一歩が重く感じる。
そのような経験は、誰にでもあると思います。
(株)アリスでは、こうした状態を特別なものとは考えていません。
常に高い集中力や、強いやる気を持ち続けることは簡単ではありません。
体調や環境、その日の仕事の内容によって、気持ちには波があります。
大切なのは、その波がなくなるのを待ち続けないことです。
ものづくりの現場でも、手をつける前は難しく感じていた仕事が、実際に始めてみると少しずつ整理されていくことがあります。
まず図面を開く。
必要な寸法や注意点を確認する。
材料を準備する。
使用する工具を並べる。
加工条件を確認する。
こうした小さな行動を始めると、頭の中だけで考えていた仕事が、少しずつ具体的になります。
「何から始めればよいのか分からない」という状態から、「次はこれを確認しよう」という状態へ変わっていきます。
集中力も、最初から十分にあるとは限りません。
手を動かし、情報を確認し、一つずつ仕事へ入っていく中で、自然と生まれてくることがあります。
そのため(株)アリスでは、やる気を仕事を始めるための前提条件にはしていません。
気持ちが整ったから始めるのではなく、始めることで気持ちを仕事へ向けていく。
その考え方を大切にしています。
もちろん、ただ勢いだけで進めればよいという意味ではありません。
ものづくりでは、確認不足のまま加工を始めれば、材料や時間を無駄にする可能性があります。
だからこそ、最初の一歩は小さくても構いません。
図面を見る。
予定を整理する。
必要な情報を書き出す。
分からない部分を確認する。
安全に始められるところから動けばよいと思います。
一歩動くと、次に必要なことが見えてきます。
その次へ進むと、さらに仕事の全体像が見えてきます。
そうしているうちに、最初に感じていた重さが小さくなることがあります。
(株)アリスでは、毎日完璧な気持ちで働くことを求めているわけではありません。
気持ちが乗らない日でも、自分にできる最初の一歩を見つける。
そして、一つずつ仕事を進めていく。
その積み重ねが、安定した仕事や自分で動ける力につながっていくと考えています。