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アインシュタインさま|分からないから、考えることは面白い

2013.04.01

天才というと、私たちとは違う特別な頭脳を持った人を想像します。

アルベルト・アインシュタインさまも、そんな「天才」の代表のように語られる人物です。

でも私がアインシュタインさまに魅力を感じるのは、答えをたくさん知っていたからでは
ありません。

分からないことを、分からないまま放っておかなかった人だからです。

特殊相対性理論につながったとされる有名な思考実験があります。

まだ16歳ごろだったアインシュタインさまは、

「もし光と同じ速さで光を追いかけたら、光はどう見えるのだろう」

と考えました。

本人も後年、これを特殊相対性理論につながる最初の「子どもじみた思考実験」
だったと振り返っています。

私は、この話が好きです。

最初から難しい数式があったわけではありません。

「どうなるんだろう?」

という疑問から始まっています。

大人になると、知らないことを恥ずかしく感じることがあります。

仕事でも、

「そんなことも知らないの?」

と思われたくなくて、分かったふりをしてしまうことがあります。

でも、本当に新しいものが生まれる場所は、

「分からない」

の少し先にあるのかもしれません。

分からないから調べる。

調べても分からないから考える。

考えたことを確かめる。

違っていたら、また考える。

それを繰り返しているうちに、昨日まで見えなかったものが少しずつ見えてくる。

アインシュタインさま自身、相対性理論の発展を振り返った文章で、
その歩みを小さな思考の積み重ねとして説明しています。

だから私は、

「頭がいい人は、たくさん答えを知っている人」

とは限らないと思っています。

もしかすると、

分からないことを面白がれる人。

そんな人の方が、ずっと遠くまで行けるのかもしれません。

ここから少し、会社の広報をさせてください。

(株)アリスの仕事でも、最初から答えが分かっていることばかりでは
ありません。

研究開発やものづくりの現場では、

この材料で大丈夫なのか。

この形状は加工できるのか。

どうやって測定するのか。

もっと良い方法はないのか。

分からないことがたくさん出てきます。

そんなとき、分かったふりをして進むより、

「分からないから、ちょっと考えてみよう。」

そこから始めることを大切にしています。

世界を変えるような理論はつくれなくても、

目の前の小さな「なぜ?」を一つずつ考えることなら、私たちにもできます。

そして、その小さな疑問の先に、まだ誰も知らない答えがあるかもしれません。

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