どこまでやるかを決めるのが、経営の役割だと考えています。
研究開発から生産までの現場では、問題の原因を特定し、対策を打ち、作業の標準化する。TQCとかTQMと呼ばれる品質管理の考え方。これは特別なことではなく、プロフェッショナルの仕事では当たり前の基本的な考え方です。
(株)アリスでも起こった問題をしっかり確認して、現象を分析、原因を特定して確かめてから、再現性のある形に標準化していきます。
ただ、実際の現場で差が出るのは、その時の判断だと感じています。
どこまで徹底して問題解決を追及するのか!?どの範囲は対策をしないのか!?
この線引きが曖昧なまま進めると、今解決すべき内容が疎かになります。
例えば、問題解決があいまいなままの状態で標準化すると、それだけの対策では対応出来ない場合が発生することになります。
ただし、仕事をしながらでの問題解決なので、完璧にすべての問題をパーフェクトに解決出来るまでの思考やテストが十分に出来ないことが多々発生します。
(株)アリスでは、課題解決の実務内容をハッキリしてから、その領域だけに限定した原因を追究して、課題解決→テスト加工にて確証を得ることにしています。
なぜ解決したのか。どの要素をどう変えたから結果が変わったのか。その対策ではどの範囲まで大丈夫なのか。それらを明確にして作業の標準化をしないといけません。
対策や改善の効果に確証を得るまでは、理論的には解決出来ていても、あえて進めないという選択も取ります。
すべてを解決出来る方法はありません。だから、すべてを成立させるのではなく、線引きをしながら継続して領域を少しずつ拡大していくことでひとつひとつの作業を見極めていく。
それが結果として、更に幅広く、更に深く、技術や考え方を見つけ出していく方法です。
その領域の判断をすることが、私の役割だと考えています。