「普通」や「当たり前」を一度考え直してみる
最近、「普通」や「常識」、「当たり前」という言葉について考えることが増えました。
以前は何気なく使っていましたが、改めて考えてみると、
「本当にそれは当たり前なのだろうか?」
と思う場面が意外と多くあります。
ものづくりの現場でも、
「昔からこうしている」
「業界ではこれが普通」
「一般的にはこれが常識」
といった考え方があります。
もちろん、長年積み重ねられてきた経験や標準には大きな意味があります。過去の失敗や成功の中からつくられた方法だからこそ、安定した品質や効率につながっている部分もあります。
ただ、その方法を守ることと、考えることをやめることは違います。
(株)アリスが関わる研究開発や開発試作モデル製作では、これまでの考え方だけでは対応できない案件もあります。
新しい材料を使う。
これまでにない構造を形にする。
従来とは違う用途で部品を使用する。
そうした仕事ほど、「通常はこうする」という考えだけでは答えが出ないことがあります。
そんなときに必要なのは、
「本当にこの方法しかないのか」
「別の加工方法ではできないか」
「そもそも、この考え方で合っているのか」
と、一度立ち止まって考えてみることだと思います。
実際の試作品製作でも、当たり前だと思っていた条件を少し変えることで加工が安定したり、別の製作方法を組み合わせることでコストや納期を改善できたりすることがあります。
だからこそ(株)アリスでは、
当たり前を疑ってみる。
固定観念に縛られず考えてみる。
必要であれば、まず試してみる。
という姿勢を大切にしています。
以前、事務スタッフとも「普通って何だろう」という話をしたことがあります。
話していくと、「普通」という言葉は思っていた以上に曖昧でした。
人によって違います。
置かれている立場によっても違います。
会社によっても、時代によっても変わります。
そう考えると、「普通」や「当たり前」は、必ずしも一つの正解ではないのかもしれません。
だからこそ、周囲と同じであることだけを目指すのではなく、「自分たちはどう考えるのか」を持つことが大切だと考えています。
(株)アリスにとっても、それが「アリスらしさ」につながっていきます。
ただし、自由に考えることは、思いつきだけで仕事を進めることではありません。
試作品製作では、
まずやってみる。
結果を見る。
データを取る。
原因を考える。
そして改善する。
この繰り返しが重要です。
さらに、そこで得られた経験を一人だけの感覚で終わらせず、次の仕事でも活かせる形にしていく必要があります。
見える化する。
標準化する。
社内で共有する。
そうすることで、個人の経験だったものが会社の技術やノウハウへと変わっていきます。
「当たり前を疑うこと」と「仕組みをつくること」は、一見すると反対のように見えるかもしれません。
しかし(株)アリスでは、常識にとらわれず考え、試し、そこから得た良い方法を仕組みにしていくことが大切だと考えています。
これからもアリスらしさを大切にしながら、研究開発から生産現場までを支える開発試作モデル製作と、最適な製作方法を選ぶ商社機能の両方で、より良い仕事の形を追求していきます。