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「やまたい」は、なぜ「やまと」になったのか

2013.09.05

「やまたい」と「やまと」。

音が似ています。

でも私は、ただ音が変わっただけではないと思っています。

社会の形そのものが変わった。

最初は、いくつもの地域が集まった大きな連合体。

それぞれの土地には、それぞれの長がいる。
祭りも違う。
暮らし方も違う。

必要な時だけ集まり、話し合う。

私は、それが「やまたい」だったのではないかと思っています。

でも、長く一緒にやっていけば関係は変わります。

水を分ける。
食料を融通する。
技術を教え合う。
婚姻する。
祭りを共有する。
災害の時には助け合う。

最初は別々だった人たちが、少しずつ同じ社会になっていく。

そこで私は、「やまと」という呼び名が出てきたのではないかと考えています。

後世に当てられた「大和」という字を見ると、

大きく和する。

そんな意味にも読めます。

いくつもの地域が、どちらかに飲み込まれるのではなく、違いを残しながらまとまっていく。

それなら、日本の成り立ちにもよく合います。

外から来た人も取り込む。

地元の風習も残す。

新しい技術も受け入れる。

でも全部を一色にはしない。

混ざりながら、少しずつ一つになっていく。

「やまたい」が大きな連合を表す呼び名だった。

そして、その連合がただの寄せ集めではなくなっていく中で、「やまと」という呼び名へ変わった。

私は、そんな流れだったのではないかと思っています。

大きな国になったのではなく、大きく和する国になった。

もしそうなら、「大和」という名前には、日本という国の作り方そのものが残っているのかもしれません。

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