形状を守る、エンジニアが行う手加工の匠の技
2024.07.13
そのカタチを、できる限り変えずに。
いかにツールパス(加工跡)を美しく消せるか――
そこからが、手加工の真価です。
切削加工で生まれた正確な形状。
それを崩さず、エッジをダレさせず、
狙ったラインを守り抜く。
磨き工程は、単なる表面処理ではありません。
“形状を守る仕事”です。
角のシャープさを維持するために治具を工夫し、
圧のかけ方を微調整しながら、
狙ったエッジを丸めないよう丁寧に磨き上げる。
流れるような美しい曲面に残るツールパスも、
絶妙なタッチで丹念に消していきます。
削りすぎれば形状が変わる。
弱すぎればラインが残る。
その境界を見極めるのは、
経験で培われた“目”と“手の触感”。
・加工跡のラインは本当に消えたか!?
・塗装で美しく仕上がる下地処理ができているか!?
・メッキ用の鏡面レベルに達しているか!?
フェイスアップの要求レベルを一つひとつ確認しながら、
仕上がりを引き上げていきます。
機械がつくるのは、正確なカタチ。
人が守るのは、その完成度。
形状を崩さずに磨き切る。
それこそが、(株)アリスが工学的なデータとデジタルで実現している
手加工と呼ばれる職人の匠の技です。