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アクリル(PMMA)の寸法精度保って透明処理するには

2022.08.04

CNCコンピューター数値制御での旋盤マシニングセンタを使った機械加工。
高い寸法精度をクリアするにはCAD/CAMを使って太い刃物から細かな
刃物に順番に替えていく事が重要です。

手抜きして刃物を大雑把な替え方をしてしまうと加工面が荒れて寸法精度も
劣っていってしまいます。

機械加工後の表面処理でも時間が掛かってしまい、高い透明度を実現する
ために磨きまくって寸法精度が悪くなっていきます。

素材に関わらず求められる厳しい寸法精度を守るためには丁寧な機械加工を
行って寸法精度や面粗度を上げてしまう事が重要です。


(株)アリスでは職人が丁寧に加工したように工作機械を動かして切削する
事にしています。

丁寧に加工する事で加工後の表面処理がかなり楽になります。
それに開発エンジニア様の欲しい形状は機械加工後がもっとも正確に再現しています。
寸法精度を高めるという事は開発部品としての狙った機構部品として性能が高いという事。
機械加工で切削して作った部品と射出成形やダイカストなどで製作した部品は厳密には
違いますが、それは開発プロセスから量産プロセスで解決するべき課題です。
まずは設計の意図通りに機能するかを判断するために製作する試作サンプルです。


仕上に移行してまず確認するのがどこをどう仕上げていくのかを決めるための
加工アップ部品の分析です。
面粗度が劣る部分やバリが残る部分はパターンが決まっています。
その機械アップ後の表面粗度の部分にあった磨きを行う事で無駄な形状のダレや
磨き過ぎを防止していきます。

仕上を行うには機械加工アップした部品の状況を見抜く目が必要となります。
確かにアクリル(PMMA)は磨けば磨くほど奇麗な透明にはなります。
ですが、お客様が求められているのは芸術品や展示会サンプルでもない機構
部品であれば狙って寸法公差で仕上がっている部品として合格品であるかです。

アクリル(PMMA)の仕上げは余計な事はしない事。
それに尽きます。
透明化処理の時間が短くても美しい透明に仕上げるコツでもあります。

歪みなく可視化できる開発部品の製作はお気軽にお問い合わせ下さい。

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