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敵だった男の妻となった板額御前。甲斐の地に残された、もう一つの人生【5】

2015.03.14

そして、義仲を守った男へ

巴御前と板額御前。

二人の女武者の人生を追いかけてきた私たちは、戦いの勝敗を超えた、人間のつながりについて考えてきた。

では、一人の人間が大きな力を持つようになった背景には、どのような人々がいたのだろう。

次に目を向けたいのは、再び木曾義仲の時代である。

義仲は、幼い頃に父を失い、信濃の木曾へ逃れた。

そして、中原兼遠という人物に育てられた。

しかし、義仲が平氏に対抗する大きな軍勢を率いるようになったのは、木曾の仲間たちだけの力ではなかった。

北陸には、義仲を支えた武士たちがいた。

その中には、遠く離れた土地から義仲のもとへ集まり、ともに戦った人々もいた。

なぜ彼らは義仲を支えようとしたのだろう。

義仲という一人の武将に、何を期待していたのだろう。

そして、義仲が敗れた後、その人々はどのような人生を歩んだのだろう。

一人の英雄が歴史を動かしたように見えても、その背後には、必ず多くの人間がいる。

次回は、その人々の結びつきにも目を向けながら、木曾義仲を支えた世界をもう一度探ってみたい。

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