明治になると、家族はどう変わったのか
2013.10.11
江戸時代までの地域社会では、家族の外側にも大きなつながりがありました。
近所。
村。
町。
仕事仲間。
寺社。
祭り。
そこに何重もの人間関係があった。
でも明治になると、国家の仕組みが大きく変わります。
戸籍が整えられる。
家が制度としてはっきりする。
家長が置かれる。
誰がどの家に属するのかが、以前より明確になる。
ここで、
地域の中に家がある
という感覚から、
家が社会の基本単位になる
方向へ強く動いた。
私は、この変化はとても大きかったと思っています。
家族が大切になったのではありません。
もともと家族は大切だった。
変わったのは、
家族の境界が固くなったこと。
誰が家の人なのか。
誰が跡を継ぐのか。
誰の姓を名乗るのか。
誰が家長なのか。
こうしたことが制度として強くなった。
すると、それまで地域全体で担っていたものが、少しずつ「家の責任」になっていく。
子育て。
老人の世話。
生活の責任。
私は、ここから現代の家族観につながる大きな変化が始まったと思っています。
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