小ロットの仕事ほど、段取りが大切になることがあります
小ロットの仕事では、数量が少ないから簡単だと思われることがあります。
しかし、実際には数量が少なくても準備することは変わりません。
図面を確認する。
材料を準備する。
加工方法を考える。
CAD/CAMでデータをつくる。
機械を段取りする。
加工する。
検査する。
数量が1個でも10個でも、最初の準備は必要です。
そのため、小ロットでは特に段取りが大切になります。
どうすれば無駄なく進められるか。
一度の段取りでどこまで加工できるか。
他の仕事との順番をどう組むか。
必要な材料をいつ準備するか。
仕事全体を見ながら考えます。
また、小ロット品は一度だけではなく、後から追加で必要になることもあります。
数か月後に同じ部品をもう一度製作する。
少し形状を変えて再製作する。
別の設備用に寸法を変更する。
そんなこともあります。
そのため、最初の仕事で得た情報を次に活かせるようにしておくことも大切です。
どこで時間がかかったのか。
どの加工方法が良かったのか。
注意する場所はどこだったのか。
経験を残しておけば、次はよりスムーズに進めることができます。
小ロットだから適当にする。
そういう考え方ではありません。
数量が少ない仕事だからこそ、段取りと経験の積み重ねが大きく効いてきます。
一つの仕事を次へつなげる。
それも小ロット製作で大切にしていることです。
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9.自社でできない仕事も、そこで終わりにはしません
ものづくりでは、必要な加工方法がすべて自社にあるとは限りません。
設備がない。
専門的な技術が必要。
数量や形状によって、別の加工会社の方が向いている。
そういう仕事があります。
(株)アリスでは、自社ですべてを加工することを目的にはしていません。
必要であれば、国内の協力会社と一緒に仕事を進めます。
ただし、
「外注に出したので、あとはお願いします」
では終わりません。
お客様から仕事を受けた以上、その仕事は最後まで自分たちの仕事です。
図面や条件を伝える。
加工方法を確認する。
納期を確認する。
必要なら途中で状況を聞く。
完成したものを確認する。
次工程があれば、そこへつなぐ。
自社加工でも協力会社での加工でも、仕事に対する責任は変わりません。
協力会社に仕事をお願いするときに大切なのは、
どこが得意なのか。
どんな設備を持っているのか。
どんな仕事に慣れているのか。
を知ることです。
同じ加工方法でも、会社によって得意な形状や材質があります。
その特徴を理解して仕事をお願いすれば、品質、コスト、納期のバランスも良くなります。
全部を自社で抱えることが強さではありません。
必要な技術を持つ人と組みながら、最後まで責任を持って仕事をまとめる。
今の(株)アリスの仕事の形は、こうした経験の積み重ねからできています。