今日の仕事は、次の仕事につながっている。
(株)アリスでは、一つの仕事を、その一回だけで終わるものとは考えていません。
研究開発の試作品をつくる。
その結果を見て、形状を変更する。
もう一度試作する。
仕様が決まれば、小ロットで製作する。
さらに、その製品をつくるための治具や設備部品が必要になる。
ものづくりの仕事には、その先があります。
最初にご相談いただいたときには、まだ図面が完成していないこともあります。
試作品を一つつくって終わる場合もあります。
一方で、その一つの試作が、新しい製品の開発につながり、その後も長く製作に関わらせていただくことがあります。
だから、目の前の仕事だけを見ないことが大切です。
今回の加工で気づいたこと。
製作するときに注意したこと。
お客様から変更を希望された部分。
うまくいった方法や、改善したほうがよいと感じたこと。
そうした情報は、次の仕事をより良くするための材料になります。
もちろん、その前提になるのは、今の仕事をきちんと行うことです。
約束した納期を守る。
必要な品質に仕上げる。
分からないことは確認する。
問題が起きれば、早めに伝える。
一つひとつは、特別なことではありません。
でも、その当たり前を丁寧に続けることで、
「次も相談してみよう。」
と思っていただける関係につながります。
これは、働く人の仕事も同じです。
今日覚えた材料の特徴が、次の加工で役に立つ。
今回気づいた仕上げの注意点が、次の製品で役に立つ。
一度経験したお客様とのやり取りが、次の判断を早くする。
その日の仕事は終わっても、そこで得た経験まで終わるわけではありません。
一つの仕事が、次の仕事を少しやりやすくしていきます。
(株)アリスが関わる研究開発や生産現場では、開発、試作、改良、小ロット製作、治具や設備部品の製作など、仕事が長く続いていくことがあります。
その流れの中で、
「前回はこうだった。」
「今回はここを変えよう。」
と、これまでの経験を次に活かしていく。
そこにも、長くものづくりに関わる面白さがあります。
今日の仕事を丁寧にすることは、今日のためだけではありません。
そこで生まれた信頼や経験が、次の相談、次の製品、次の挑戦につながっていきます。
(株)アリスでは、一つひとつの仕事をその場で終わらせず、次のものづくりへつなげていくことを大切にしています。