最初の12年間を終えて|次の12年間に向けた(株)アリスの再構築
趣味でも仕事でも、事業でも、私はワンサイクルを12年間で考えています。
12年間続けてみると、いろいろなことが見えてきます。
うまくいったこと、失敗したこと、時代の変化、技術の進歩、流行り廃り、お客様から求められること。
短期間では分からなかったことも、ある程度の年月を経験することで、その仕事の本質や、自分たちが果たすべき役割が少しずつ分かってくるように思います。
(株)アリスは、2012年9月17日に起業しました。
そして2024年9月17日、最初の12年間を終えました。
現在は、次の12年間に入っています。
2026年は、その第2サイクルの初期段階です。
最初の12年間で経験したこと、学んだこと、積み重ねてきた技術を一度整理し、これからの(株)アリスに合った会社のかたちへ再構築していく時期だと考えています。
良いところは残します。
ただ残すだけではなく、今後も安定して続けられるように仕組みを整えていきます。
仕事の進め方を整理し、マニュアル化する。
繰り返し行う業務はシステム化する。
ITやAIも活用しながら、効率化できるところは効率化する。
経験や感覚だけに頼っていた仕事についても、できるだけ再現性のある仕組みに変えていきます。
一方で、問題があるところについては、これまでの延長線上だけでは考えません。
今後も続ける意味があるのか。
お客様にとって価値があるのか。
(株)アリスが取り組む意味があるのか。
必要であれば、事業そのものから抜本的に見直します。
ただし、研究開発を支えるものづくりや、試作品、治具、機械部品、設備部品の製作をやめるわけではありません。
そこは、これからも(株)アリスの中心です。
変えていくのは、その実現方法です。
これからは、商社機能を基本にして、自社の内製技術を活用するスタイルをさらに明確にしていきます。
樹脂、金属、ゴム。
切削加工、成形、板金、溶接、表面処理。
ものづくりには、それぞれの分野を得意とする会社があります。
すべてを自社で抱えるのではなく、お客様の案件ごとに最適な製作方法を考え、その加工に適した国内の専門会社と連携する。
そして、自社で製作することに意味があるもの、自社の技術が活かせるものについては、(株)アリスで内製する。
自社加工か外注加工かを先に決めるのではありません。
まず、お客様にとって何が最適なのかを考える。
品質、コスト、納期、数量、材料、必要な精度。
それらを整理し、その仕事に合ったものづくりの方法を選ぶ。
最初の12年間を経験したからこそ、この考え方がより明確になってきました。
少しの違いに見えるかもしれません。
しかし、(株)アリスにとっては大きな変化です。
「自分たちが何を作れるか」を中心に考える会社から、「お客様に必要なものを、どうすれば最適に作れるか」を考える会社へ。
これまで積み重ねてきた技術を捨てるのではなく、より有効に活かしていくための再構築です。
次の12年間も、時代に合わせて変えるべきところは変える。
それでも、開発ものづくりを支えるという役割は変えません。
(株)アリスは、最初の12年間で得た経験を土台に、次の12年間に向けて、今の現実に合った会社へ進化してまいります。