開発試作で、ものづくりへの興味の入口をつくる。
展示会では、多くの企業や技術が同じ会場に集まります。
来場される方にとっては、短い時間の中で数多くの展示を見て、自分の課題に関係する情報を探すことになります。
そのため、どれだけ優れた技術を持っていても、まず存在に気づいていただかなければ、詳しい説明へ進むことはできません。
(株)アリスでは、展示会における自社の役割の一つを、「ものづくりへの興味の入口をつくること」だと考えています。
研究開発や新製品開発の試作品には、完成品とは異なる魅力があります。
どのような目的で、この形がつくられたのか。
なぜ、この材料や加工方法を選んだのか。
どこまで細く、薄く、複雑な形状を実現できるのか。
見た人の中に疑問や関心が生まれることで、会話のきっかけができます。
展示会で大切なのは、サンプルを並べることだけではありません。
「これは何だろう」
「自分たちの開発にも応用できるかもしれない」
「一度、詳しく話を聞いてみたい」
そう感じていただける見せ方や伝え方を考える必要があります。
そのためには、自分たちが見せたい技術だけでなく、来場される方が何に関心を持つのかを想像することが大切です。
一目で特徴が分かる形状にする。
加工の難しさだけでなく、用途や目的を分かりやすく伝える。
専門的な内容も、最初は理解しやすい言葉で説明する。
興味を持ってくださった方の話を聞き、その方の課題へ会話をつなげる。
こうした工夫によって、展示物は単なる加工サンプルではなく、相談の入口になります。
今回の展示会は、「オール大阪+大阪府」という合同チームでの取り組みです。
その中で(株)アリスが関心を引く入口をつくり、来場者との会話を始めることができれば、その後は各社が持つ専門技術へつなげられます。
切削加工。
成形。
金属加工。
表面処理。
設備や生産技術。
それぞれの企業が役割を果たすことで、来場された方の課題に対して、より幅広い可能性を示すことができます。
アテンションを意識することは、目立つことだけを目的にするのではありません。
まず知っていただき、その後の理解や相談へつなげるための第一歩です。
興味を持っていただく。
話を聞く機会をつくる。
必要な技術や会社へ、適切につなげる。
この流れを生み出すことが、展示会で(株)アリスが担う役割だと考えています。
開発試作には、まだ形になっていない考えを、目に見えるものへ変える力があります。
その面白さを入口として、多くの方に大阪のものづくりへ関心を持っていただく。
(株)アリスは、自社の役割へ徹しながら、合同チーム全体の成果につながる展示と発信を目指していきます。